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【ネットいじめ】子供の問題ではなく大人(社会)の問題です話

なんとなく時事話
Photo by Robert Anasch on Unsplash

はじめに

どうも。お米です。

私の子供は今小学校に通っています。

この後順調に生きていければ、中学生、そして高校生になるわけですが、そのあいだずっと親として気になるのは、イジメ問題です。

イジメの中には、子を持つ親として心が痛む事件になったりするものもあったり、最近過去のイジメ話を蒸し返されたことで公の場に出れなくなった人もいました。

イジメられる側、つまり被害者のことが心配されることが多いですが、イジメていた側、加害側が大人になってから後悔し自分を責める場合もあり、イジメる側もイジメられる側も得しない、私が思うこの世界から本当に無くなって欲しいもののひとつです。

そんな中、気になる記事を見つけたので、それについて書きます。

子供のイジメ問題は大人の問題です!

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ネットいじめ 5年で倍増

2021年10月14日、産経新聞さんの記事です。

文部科学省が13日に公表した令和2年度の問題行動・不登校調査では、パソコンやスマートフォンを通した誹謗(ひぼう)中傷といった「ネットいじめ」の認知件数が1万8870件と過去最多を更新した。

ネットにより他人の悪意がむき出しになる、というのは大人の世界でもあるものですが、子供の中にもそれが広がっていて、しかもそれは教育現場で配られたタブレット端末によるものもあるという話です。

これに対して『対策が急務となっている』という言葉が書かれています。

確かに、学校配布のタブレットでそういうものが生み出されたのだとしたら対策は出来るんでしょうが、それはかなり末端の対処法で、イジメが無くなるわけではないような気がします。

イジメだとわかりやすくなった、認識しやすくなったことで認知件数が上がったという考え方も出来そうですが、そういう風に考えたとしても、「イジメが増えた」と聞けばそれなりに多くの方が納得できてしまう、つまりそれだけ多くの方は社会が荒んでいるという実感があるということでしょうか。

子供のイジメ問題 それは大人の問題

イジメについて、テレビ、特にお笑い番組の影響を言う方もいます。実際それもあるとは思います。

ただ、問題はもっと根本にあると私は思っています。

本でも映画でもテレビでもすべてのコンテンツに言えることですが、そういったものに子供だけで触れるか、(良識ある)大人と共に触れるかで、意味合いが変わってきます。どんな残酷な映像に触れたとしても、それを一緒に観た大人が悪いこと、恐いことだと教えれば、そういったものからの影響は「やってもいい」にはならないのでは、と思うのです。

子供は大人の仕草を見て育ちます。子供にとって最も身近な大人は親です。

つまり、イジメに繋がるような行為を子供がしてしまうのは、そういったものが特に問題ないと思ってしまう環境が問題なんじゃないかと思うんです。

では、今の社会構造で、大人がそれだけ子供に構うことが出来るのか、という時間的問題があります。そして、大人が子供とはいえ他者にどれだけ構うことができるのか、という気持ち的問題もあります。

日本は賃金が先進国で唯一落ち続けている国です。にもかかわらず、社会保険料や消費税が上がることにより、可処分所得が下がっていっています。そして労働時間も長いです。そして、仕事上における上下の関係が能力ではなく年齢で決まる年功序列の問題若年層が疲弊してしまうような労働環境により、気持ちに余裕がなくなります。

人々から賃金を奪い時間を奪い余裕を奪い、結果それが子供に影響を与えている、社会の問題だと考えるべきです。

まとめ

Photo by note thanun on Unsplash

私が思っているのは、イジメは子供の問題ではなく、大人の問題であり、社会の問題だということです。

イジメが増えているのは、社会が疲弊しているというふうに私は考えます。

本当にイジメを減らしたい、減らそうと思うのなら、社会を変えないといけないのだと思います。

さて、日本にそれが出来るのか。

まずはこういった問題に気付かなければ、対処を考えることができないということです。

ただ、SNSが悪い、ネットが悪い、では解決しないのではないでしょうか。

もちろん個人で出来ることは、自分の子供が他人をイジメるような考え方にならないように出来るかぎりのことはしたいと思います。ただ、イジメられる場合は対処のしようがない気はします。

ということで終わります。

ではまた。

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