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はじめに
どうも。お米です。
私は夏が嫌いです。なぜなら暑いから。
そんな私も、夏が好きだった時がありました。
夏フェスに行っていた時です。若い頃です。
結婚し、子供が産まれ、経済的に行くことが容易ではなくなった今、夏は嫌いになりましたが夏フェスだけは「いいなぁ」と思っていました。
そんな中、COVID-19の出現によって、フェスは特別なモノから困難なモノになりました。
そんな中で先日開催された「フジロックフェスティバル」。
YOUTUBEにて配信も行っていて、それを観ながら色んな感情が込み上げてきました。
それについて書きます。
フジロックフェスティバル

https://www.fujirockfestival.com/
『1997年に山梨県の富士天神山スキー場で初開催された。1999年より、毎年7月下旬または8月上旬に新潟県湯沢町の苗場スキー場で開催されている。日本のロック・フェスティバルの先駆けであり、世界200組以上のミュージシャンが揃う日本最大規模の野外音楽イベントである。』Wikipediaより
去年はCOVID-19の影響により中止になりました。
今年は開催が決まりましたが、その時期が近づくにつれて感染者が増えていき、本当に開催するのかというところで、感染対策を徹底した上で開催となりました。
出演アーティストの辞退・キャンセル

Photo by Giulia Bertelli on Unsplash
通常なら海外アーティストが多く出演するフジロックですが、今年は国内アーティストのみの出演になりました。
そんな中で、事前のPCR検査による陽性判定で出演キャンセルになったり、過去のことが問題になり出演キャンセルになったり、体調不良で出演辞退したり、感染状況を鑑みて出演をキャンセルしたりと、開催まで色々ありました。
過去のことが問題になって出演キャンセルになったアーティストについて
一応触れておきます。
私個人の意見としては、過去のことが問題になったアーティストは、出演しても構わなかったんじゃないかとは思います。過去の雑誌で本人が口にしていたことは、本当だとすればとてもじゃないけど許されることではないとは思いつつ、それでも観る人が選べる場所での活躍なら問題ないと考えます。あと、メンバーとして参加しているグループのCDのリリースが中止になるのは本当に意味がわからない。これも買う人が選べる状態なので。
ただ、国際的スポーツイベントの辞退は仕方ないと思います。過去のことが本当ならば、イベントコンセプトにも合わないものですし。まぁ、そもそもそんな大事なイベントに関わる人の過去を調べずに登用してしまったことも問題ですけどね。
楽しんだり凹んだり複雑な気持ち

Photo by William Krause on Unsplash
今回国内アーティストばかりですが、ちゃんと好きなアーティストも出ていたので、時間が合う時はYOUTUBEで観ていました。
コロナ禍を経たことにより、あんま人が多くいると「あ、密だな」なんて思いながらも、マスクをしながら手を挙げて楽しんでいるであろうお客さんを見るのもいいし、各アーティストのステージでの演奏や曲と曲の間のMCに目も耳も釘付けになりました。フジロック名物の悪天候もあり、合羽を着たお客さんが揺れる姿もまた良きです。
やっぱり、音楽はイイ。フェス(ライブ)はイイ。これに歓声が加わればさらにいいんですが、今は難しいですね。
それと同時に、本当に開催されてよかったのか?と考える時間もありました。
主に密になっているように見えるお客さん側が見えた時に考えてしまうんですが、「こんだけ近いときっと感染しちゃうだろうな」「もしクラスター感染が起こったら来年どうなっちゃうんだろう」とか。
来ているお客さんも、そしてアーティストも、もちろん運営も、覚悟を持って携わっている姿には感動を覚えると同時に、不安を感じました。
私が観たアーティストそれぞれ、今の状況に対しての迷い、葛藤、それでも出てきた理由等様々なMCがありました。敢えて触れずにMCを無くしつつ、選曲で今の気持ちを表現するアーティストもいました。
(とんでもない声量の「コロナのバカヤロー」にびっくりしました)
そんな中、触れずにはいられないTHA BLUE HERBの言葉に心打ち抜かれました。
調べたら出てきました。
『フジロックに関わっている人、この期に及んで大儲けしようなんて人はいない。それでもやらなきゃ、生活出来ないような人がいる。だから、政府が保証の枠組みを作って保証してもらいたい。』
こういうイベント、ライブもそうですが、多くの方が関わっています。アーティストはもちろん、音響、照明、ステージの組み立て、イベンター、グッズ制作、売店等、本当に多くの人がこのコロナ禍で仕事を失っています。
プロフェッショナル故に仕事を失いつつある人を、なんとか救いたい。そんな想いも、今回のフジロック開催に踏み切った理由のひとつにあると思います。
このコロナ禍、しかも感染判明者が過去最大のこの時期に開催の決断をした、またはしなくてはいけなかった運営さん。相当な覚悟が必要だったと思いますし、採算も取れていないのかもしれません。
彼らも生きています。家族がいる人もいるでしょう。そんな人達にこんな苦しい決断を迫ってしまっているのは、政府が保証を怠っているからです。自粛を要請することによって、国民の生存権を脅かしているのは、政府です。しかもこういう大きなイベントは、開催すれば目立つし中止すれば多くの関係者が収入源を失います。飲食店の自粛要請も同じ構造です。
本当に政府が感染拡大を抑止したいのなら、お金によって人流を抑止することが出来るはず。それをしないのは、単なる怠慢です。
まとめ

Photo by Anthony DELANOIX on Unsplash
今回のフジロック開催によって感染者が出ないことを願っています。本当に。
この特別な状況を経て、また来年開催されることを願っています。
もちろん、他の今年中止になったすべてのフェスティバル、来年は開催できることを祈ってます。
そして、政府には補償を求めたい。それが出来ないのならば、それをやってくれる人を選べばいい。
今年は大きな選挙があります。私は必ず参加します。
ということで。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
では。
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