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どうも!服にお金を極力かけないお米です!
先日この記事を読みまして。
ユニクロ。
私も多くの服を持っています。
ただ、この発言はいただけないなぁと思いました。
「ノーコメント」は、本人にとっては「不干渉」という意味かもしれませんが、これを見た私には「現状の肯定」または「追認」ととらえました。
これによりユニクロを展開するファーストリテイリングの株価が下落したそうです。
では、なぜこうなったのか。
わかりやすくまとめてみました。
柳井氏の発言
問題となった部分は、ファーストリテイリングの決算会見の場で記者から、新疆ウイグル自治区での人権侵害問題や生産されている「新疆綿」の取引について問われた時、
「われわれは全ての工場、全ての綿花(の労働・生産環境)を監視している。(もしも強制労働などの)問題があれば取引は停止している。これは人権問題というよりも政治問題であり、われわれは常に政治的に中立だ。政治問題にはノーコメント」
と発言したようです。
ちなみにこのコメント、「人権問題」と質問されていることを、わざわざ「政治問題」だと言い換えて「ノーコメント」としているあたりに、なにやら言いたくない、またははっきりさせたくない、という思惑が垣間見れます。
問題の本質

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そもそもの本質部分、新疆ウイグル自治区の問題について知らないと何も始まらなそうなので、そこから調べてみました。
新疆ウイグル自治区の問題とは?
そもそも私もそこまで詳しくはわかりません。
ニュースで聴いたくらいですので詳しくは調べていただきたいです。
↑こちらの記事を読むと、「ウイグル族」というだけで迫害や拷問を受けているとの記述もあります。
紹介されている本「ウイグル人に何が起きているのか 民族迫害の起源と現在」の作者が福島香織さん。
ラジオ好きな私としては、あ、あの人か、という感じです。
国としては中国ということになっていますが、「自治区」というふうに呼ばれています。
過去に独立国だった過去があり、そこへの配慮としての呼び名でしょうか。
そこで作られているのが新疆綿です。
新疆綿とは?
世界三大高級綿のひとつで、新疆ウイグル自治区で生産されたものを新疆綿と呼ぶそうです。
(残り2つはアメリカのスーピマ綿、エジプトのギザ綿)
↑こちらの記事によると、中国で生産される90~95%が新疆綿なんだそうです。
高級綿、とされつつ安価である理由が、強制労働によるのではないかと。
なぜはっきり言わなかった?

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先ほどの柳井氏の発言の中では、
「われわれは全ての工場、全ての綿花(の労働・生産環境)を監視している。(もしも強制労働などの)問題があれば取引は停止している。」
と言っているわけです。
でも、新疆綿の使用の有無についてははっきり答えていない、と。
↑こちらの記事によると、
「従来以上に本格的にアジアに進出していく。アジアで圧倒的No.1になる。」
とも、決算説明会でおっしゃったそうです。
ということで、はっきりとさせなかったのは、中国市場に配慮した末の発言だったのでは?というふうにとらえられても仕方ないですね。
実際、ナイキやバーバリー、H&Mは新疆綿不使用を宣言したことにより、中国のSNS上で不買運動を呼びかけられているそうです。
企業にとって利益は最優先すべきものかもしれませんが、それと引き換えに失うものもありそうです。
「難しい問題」と片づけることもできるかもしれませんが、新疆ウイグル自治区での強制労働はある一定の証拠を持って伝えられているようですので(だからこそ国際社会で認知されている)、のらりくらりやり過ごすのはかなり無理があるのではないかと個人的には感じます。
はっきりさせずにいることで違った場所で不買運動が起こるとも限りません。
他の日本企業ではどうか

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今回の強制労働問題との関連を指摘されている日本企業は、
ユニクロ、無印良品、しまむら、パナソニック、東芝、日立、シャープ、京セラ、三菱、ミツミ電機、ジャパンディスプレイ、TDK
とされています。
電化製品メーカーもありますね。
とりあえず新疆綿についてこの時点での無印良品としまむらの販売状況をネットで調べてみました。
しまむらについては、綿という表記はあれ、ネット上で見る限りどこで作られているかの表記は無くわかりません。
無印良品については、使用を認めているという記事もあります。
↑こちらですね。
通販サイトで調べる限り、「新疆綿」と表記されているのは出てきません。
綿という表記以外にインド綿、トルコ綿とは出ています。
過去には「新疆綿」と表記されたものもあったようです。
原産国が中国となっている製品はちょこちょこあります。
実際表示されなければぱっと見私には判別できません。
まとめ
個人的には、こういう背景のある製品を買わないことで、間接的に「加担」することを避けたいとは思っています。
しかしこういう風にわかっているのは一部かもしれません。
搾取の構図はどこにあるかわからないというのも事実。
とりあえず自分に出来ることをやっていくしかないのかもしれません。
今回のこと、調べながらどんどん気持ちが落ちていきました。
あまりはっきりとしたまとめが出来ないのは申し訳ないです。
終わります。
では!
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