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【ワクチンパスポート】証明出来れば自由が増える!のか?話

なんとなく時事話
Photo by Mufid Majnun on Unsplash

はじめに

どうも。お米です。

連日、COVID-19の新規感染判明者数が前週の同曜日を上回っています。

この数字で一喜一憂するのはあまり良くないとは思いつつも、緊急事態宣言の効果は派出した権力者側の勝手気ままな言動により薄まってしまっているし、やはり多くなるよなぁと個人的には感じています。

感染者が増え、経済が冷え込む。

この流れを変えるには、やはり感染者を減らすことが重要だと思います。

そして、政府が考える感染者を減らす為の「唯一の解決策」が、新型コロナウイルスワクチンです。
(私はそれだけでは足りない、検査の拡充も必要だと考えています)

そのワクチンを打ち終えた証として、「ワクチンパスポート」を発行するというニュースを見ましたので、それについて書きます。

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「ワクチンパスポート」申請受付開始

Photo by Adam Nieścioruk on Unsplash

ワクチンパスポート(接種証明書)とは、「新型コロナウイルスのワクチン接種を受けたことを公的に証明する文書で、海外に渡航する人のために発行」するもの。「住民票がある市区町村で申請の受け付け」をしているそうです。

これがあると、渡航する国によっては「検査」や「隔離措置の免除」があったりするようで、渡航する予定の人にはありがたいもの、かもしれません。

今は海外へ行く人向けのものですが、いにしえの景気刺激策「Go to ○○」と結び付けよう、という動きもあるようです。

使いようによっては便利に思えるワクチンパスポートですが、そんな単純な話では済まないようです。

ワクチンパスポートのデメリット

現在海外への渡航時にメリットがあるとされているワクチンパスポートですが、デメリットについても考えてみます。

現時点では多くの国では使えない

当面はイタリア、オーストリア、トルコ、ブルガリア、ポーランドの5か国」で、「韓国では隔離措置の免除に必要な複数の書類の一つ」のようです。

まだそこまで実用性があるとは言い難い状態です。

今後広がっていく、とも言えそうもない状況ではあります。

そもそもワクチン接種が前提

新型コロナウイルスワクチンは、全ての人が接種できるわけではないようです。

ワクチン接種により重度のアレルギー反応があった方、ワクチンの成分にアレルギーがある方等、全ての人が打てるわけではありません。

こういう方は、接種出来ないので、ワクチンパスポートが発行出来ません。

そして、接種したくない人もいます。

接種出来ない人、接種しない人を置いてきぼりにしてしまうような政策は、政治が最もしてはいけないことですし、させてはいけないとは思いますが、海外ではこんなニュースもあります。

フランスでは、ワクチン接種率を上げるため、「映画館や博物館」、「飲食店など生活に欠かせない施設」を利用する際に「衛生パス」(ワクチン接種済であることを証明するもの)の提示を義務化していこうという法案を審議しているようで、それに不満を抱く国民がデモをしているという記事です。

半ば強制的にワクチン接種せざるを得ない状況に追い込むことになるため、国民の自由が何よりも大事だとする民主主義国家の根幹を揺るがしかねないもので、デモが起こるのは、民主主義国家の国民を自認していれば当然の行動と言えると思います。

日本で同じ流れが起きた場合にどうなるか。

恐らく大きなデモは起こらない気がします。非常に残念ですが。

マイノリティ(少数者)への想像力が欠如している上に、行動力もないので。

変異種の存在

ワクチンパスポートと聞いて、まず思ったのは、COVID-19への理解が進み、変異種の存在が認知されているのに、検査や隔離期間無しなんてやっていいのか?ということです。

このブログでは何度となく書いてきましたが、ワクチンは感染を完全に防ぐものではありません。

正確に言えば、ワクチン接種により出来た抗体によって発症しないことにより、結果として感染を防ぐことが出来る場合がある、というだけです。

ワクチンを打っても感染することはあるし、ウイルスをばら撒くことがあります。

ワクチン接種が進んだ国で最近また感染が広がっているのは、ワクチン接種済みの人が自由に動き回ることによりウイルスを広げているのではないか、と言われています。

まとめ

ワクチンパスポート、本当に広まるんでしょうか。

今のままでは経済が死ぬ!という危機感から、なんとか安心できる方法を、というのはわかるんですが、ちゃんと補償して検査を拡充しておけばCOVID-19被害は最小限にすることが出来るのは、台湾が示してくれています。

ワクチン接種を前提とせず、検査と隔離と補償でしっかり対策することで感染を抑え込む。

見習いたいものです。

現状の感染状況で五輪開催するような国では無理な話かもしれませんが

Photo by Mehrpouya H on Unsplash

ということで。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

では。

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