
Photo by Spartan Xozz on Unsplash
はじめに
どうも。お米です。
毎年9月になると、新しい仮面ライダーシリーズが始まります。
毎回一応チェックしています。
まぁ、子供が好きだから自然と観ることになる、というのも理由ですが。
今回は人間と「内なる悪魔」とが共闘して悪魔と戦うという内容のようで、少し期待しています。
なので、今回第1話と公式ホームページを参照しつつ、色々考えてみたいと思います。
仮面ライダーリバイス
仮面ライダーは日本の特撮テレビドラマ。テレビ朝日で毎週日曜日放送しています(たまにお休みの時あり)。最近は1年周期で新しいシリーズが始まります。
今回の仮面ライダーリバイスは、最初の仮面ライダーが始まった1971年から数えて50年目の作品とのことです。
仮面ライダーリバイスは、政府特務機関「フェニックス」と悪魔崇拝組織「デッドマンズ」との争いを描いていくようです。
主人公は銭湯の長男「五十嵐一輝」。そしてその内なる悪魔「バイス」(バイスは当初名前が無く、政府特務機関「フェニックス」のジョージ・狩場に名付けられた)。
↓期間限定かもしれませんが、YOUTUBEにて第1話が観られます。
ホームページはこちら。
では、考察してみようと思います。
リバイス
まずは言葉の意味を調べてみます。
リバイス(revice)で調べると、「変える・見直す・訂正する」と出てきます。
仮面ライダー50年目の作品と考えると、ここを一区切りにして新たな展開でもあるのか?とも考えられます。
リバイで調べると、Re-buy[買い増す]と出てきます。あんま関係なさそう。違った意味があるのかな?
(どうしても進撃の巨人のリヴァイが出てきてしまいます)
バイスで調べてみると、vice[悪、非行、堕落行為、悪習、悪癖、(人格上の)邪悪、悪徳]と出てきます。まぁ悪魔に繋がりそうな言葉です。
悪魔という存在
ホームページのイントロダクションでは、悪魔のことを『人間誰しも体の中に悪魔がいる』とのことで(体の中と表現することで悪魔が実体化することを想起させる)、『自分で驚くようなことをやってしまったり、ささいなことをごまかしちゃったり』するのは悪魔のせい『かもね』としています。主人公の五十嵐一輝も、昔から悪魔のバイスの声は聞こえていたようです。
基本的には子供向けとされる作品だと思うので、「悪いことをしてしまう悪魔をコントロールする」といった流れになるだろうストーリーから考えれば、「自我のコントロール」と考えられるし、自我のコントロールは「大人になるためのステップアップ」と考えることが出来るので、今のところ好感が持てます。
あと、最近はそういう漫画やアニメが多いので、そういう作品との類似性も感じさせます。
(呪術廻戦やNARUTOや東京喰種も自身の内にあるモノをコントロールするといった作品ではありますが、後天的に内に入ったものなので今回の仮面ライダーとは少し違います。が、これも今後の展開によって、例えばバイスが一輝の中に封じられてる的展開もありえます。)
ちなみに悪魔は人を喰うという設定のようですので、東京喰種や呪術廻戦的ではあります。ただ、どういう意味の喰うなのか、栄養にするのか、それとも進撃の巨人のように食感を楽しむだけなのかは今後わかってくるのかもしれません。
謎のスタンプとミイラ
ストーリーでは、1971年(50年前)に中南米で見つかったスタンプとミイラがすべての始まりとされています。1971年。仮面ライダーの始まった年ですね。先ほどのリバイス(revice)で調べた意味も含め考えると、仮面ライダーの歴史との繋がりを出してくるのか?楽しみな点です。
スタンプは政府特務機関「フェニックス」と悪魔崇拝組織「デッドマンズ」の両方が持っているようで、第1話で最初に出土したスタンプは「フェニックス」が所有しているようです。「フェニックス」はそのスタンプから一輝が変身に使った悪魔を操ることが出来るバイスタンプとリバイスドライバー(変身ベルト)とオーインバスター50(武器)を作ったようです。
そしてスタンプと一緒に出土したミイラは「ギフ様」と呼ばれ、悪魔崇拝組織「デッドマンズ」が所有しているようです。宗教っぽく言えばご神体とされている感じです。
同じところから出てきたものが敵対する二つの組織にあるということは、同じ発掘隊が仲間割れしてそれぞれ持ち出した?発掘隊と現地人がそれぞれ奪い合った?それともご神体、またはスタンプどちらかが奪われた?
発掘されたスタンプ、ご神体の「ギフ様」は、なんとなくジョジョの奇妙な冒険の第二部における石仮面と柱の男っぽい関係性を感じます。
スタンプで内なる悪魔を開放する
スタンプは内なる悪魔を開放するために使うようですが、解放したからといって独立した存在になるわけではなく繋がりがあるようで、バイスが死ぬと一輝も死ぬ、とバイスが語っていました。
これが主人公だけの設定なのか、それとも一般人もそうなのかは今のところわかりません。一般人もそうだとすると、悪を倒す!的単純明快さが無くなるので私好みにはなるけど子供には重い内容になりそうですが。
凶悪犯からは強い悪魔が抽出できるらしく、(恐らく刑務所から連れ去られた)凶悪犯に「デッドマンズ」が悪魔を抽出して、マンモスのような造形の悪魔が出てきました。これを倒すとマンモスのスタンプが出てくるのか、それともホームページの情報から考えるに、「フェニックス」が倒した悪魔を回収してスタンプを作るのかもしれません。
(マンモスプロトバイスタンプ、という名前から考察)
(凶悪犯がプロレスラーの鈴木みのるなのにびっくりしました)
悪魔崇拝組織「デッドマンズ」
デッドマンズ、直訳すれば死者達、かな?『デッドマンウォーキング』という映画があることから考えれば、デッドマンは死刑囚と考えることもできます。ホームページでは『バイスタンプを人間が直接体に押すことによって体内から分離された、より凶悪な悪魔=悪魔獣』と定義されているので、「死をもたらす者たち」=デッドマンズと考えることもできます。
今のところデッドマンズのトップはアギレラということになっているようで、従えているオルテカとフリオは部下(アギレラの右腕)とボディガードとなっています。アギレラは人間の姿のままでしたが、オルテカとフリオは悪魔の姿に変身していました。
ホームページのキャラクター紹介ではアギレラのことを「幼いころから天涯孤独の身だったため、愛というものを信じておらず」と書いてあります。天涯孤独だった人間(または悪魔?)がどうしてご神体となっているミイラ「ギフ様」を持っているのか、どういった経緯でこの組織を築いたのかは今後注目です。(そしてストーリー的には心配な部分です)
アギレラのミイラ「ギフ様」に対する感情は畏怖なのか、愛情のようなものなのか、それともただ操られているのか。
ちなみにミイラ「ギフ様」の造形が、どことなく呪術廻戦の夏油傑が出した『うずまき』に似ている感じです(呪術廻戦0巻に出てきます)。
恰好がラテンっぽいのは、中南米から出土されたという部分と繋がりがあるのでしょうが(去っていく時に「グラシアス=ありがとう」と言っていました)、この組織のルーツとも関係してそうです。もしかしたら、地元では神のように扱われていた遺跡に文明人が勝手に入ってきて荒らしていったことに怒り、そこにあったスタンプを取り戻す為にフェニックスを襲ったのか、「ギフ様」復活とそのスタンプが関係しているのかもしれません。
悪魔バイス
一輝の内にいるバイスという悪魔は、他の悪魔よりも強いという設定のようです。最初に実体化した時の戦闘で他の悪魔を一撃で蹴散らしていました。
バイスがオーインバスターという武器の名前を付けたんですが、オーイン=押印と、スタンプから連想した名前なのが、悪魔であるバイスの日本文化の理解度の高さを感じます。これは一輝とともに過ごしてきたことにより覚えた、という風に考えることも出来ます。
そもそもなぜバイスは一輝とともにいるのか?そして他の悪魔より強いのか?今のところ不明ですが、この辺はきっとストーリーに繋がっていくのでしょう。
あと気になるのは、バイスは時折画面に向かって話しかけてくる、つまり視聴者に話しかけてきます。これは、いわゆる第4の壁というやつですが、これを超えてくる作品といえば、デッドプール(DEADPOOL)です。
この第4の壁を超えるのって、世界観が壊れかねないので取り扱い注意、という感じですが、作り手はそんなこと百も承知でしょうから、期待しています。
あと、私が思う悪魔のイメージに近いのも好感が持てます。悪魔は、欲望に忠実で物事を真剣に考えない、可愛くいえばいたずらっ子な存在というイメージだからです。初期デッドプールもそんな感じです。赤いスーツ着てるし。(定番として赤い肌は悪魔のイメージ)
リバイ&バイスのデザイン
そもそもリバイのデザイン、ヴェノムに似てます。目の形状も口の形状もかなり似た感じです。
ホームページでは、リバイとバイスのそれぞれの部位の特徴と機能が書かれています。
この細かさ、結果として劇中で生かされなかったとしても設定しておくのは大事なことです。「神は細部に宿る」と言いますしね。そして、その細かい設定部分が今後に生かされていた時は萌えます。
仮面ライダーのマフラー部分が、人間のリバイ側じゃなくバイス側に付いてるのも面白いです。少しボリュームがあって口が隠れているのか?の感じもカッコイイ。
あと劇中で戦っている時にリバイがバイスタンプを体に押すことで必殺技が出たんですが、T-レックスのDNAが入っているレックスバイスタンプの特徴が足なのか、口じゃないんだ、とは思いました。
主題歌
主題歌はDa-iCE feat.木村昴の『liveDevil』(ライブデヴィル)。
上から読んでも下から読んでも、ですね。
ちなみに木村昴さんは悪魔バイスの声も担当しています。
まだフルで聴いてないのでわかりませんが、少し聴いた感じだと、韓国を代表するようなダンスボーカルグループっぽい曲ですね。フルで早く聴きたい。
まとめ

Photo by Diana Polekhina on Unsplash
少し不満があるとすれば、変身した時にそれなりに動けてしまうという部分です。
私が観た過去の仮面ライダーの中では、仮面ライダー鎧武が特に顕著だったんですが、鎧武では初めて変身した時、戸惑いながらも偶然が重なり変身してなんとか勝つ、という描き方でした。戦闘経験が無い普通の人がいきなり戦えるのか?という疑問へのかなり真摯な対応だったと思います。
そして鎧武は第2話で、変身して色んなバイトや手伝いをするんだけど、力が強すぎてうまく出来ない。気持ちと体がうまく連動していない、という描き方をしていて、これは特に思春期における、体は大人なのに心がまだ未熟なことを表しているいい描き方でした。
今回のリバイスがどうなるかわからないですが、私は楽しみにしていますし、早く第2話が観たいです。
ということで。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
では。
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