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【入管法改正案】取り下げに安堵。けど、まだまだ終わりではない問題って話

なんとなく時事話
Photo by Mitchel Lensink on Unsplash

どうも。取り下げにいったん安堵のお米です。

先日私もブログで取り上げた入管法改正案が取り下げになりました。

とりあえずよかった。。。

今回取り下げられた改正案は、今よりもさらに外国人の人権を踏みにじる内容。
(詳しくは私が過去に書いたこちらで。)

それを通そうとした自民党、さすが自国民の人権を軽視した憲法草案を作った党だけあります。

ただ、現状の入管法(というよりも運用に)も問題あります。

運用の問題点

Johnnie ShannonによるPixabayからの画像

今回の改正案を与党が通そうとした理由は「入管施設での収容長期化」ですが、それは「在留資格のない外国人(不法滞在者)が難民申請中は送還を受けないという現在の仕組みを悪用している」という視点からのもので、この部分を改めるための改正がひとつの理由でした。

ただ、そういう一部の人がいるのは事実としてあるのかもしれませんが、そうではない人もいます。

実際は、難民として認定されてもいい、自国に送還されると迫害等身の危険命の危険がある人や、日本に長期間住んで家族が居たりと生活基盤がこちらにある人。

こういう人も一律に「不法滞在者」として、難民認定しない、一時的に収容を停止する仮放免をしない、というほうが問題です。

「人権への配慮」という点では、難民認定や仮放免のほうがイイと思いますが、そうはならないのは今の政権の姿勢、そして日本人の差別意識によるものだと考えます。

スリランカ人女性の死亡

そして今話題になっているのは、名古屋の入国在留管理局内で亡くなった方。

なぜ亡くなったのか、その原因も亡くなった今年3月から今までわからずじまい。

体調不良を訴え、嘔吐を繰り返し20kg痩せて吐血までしていたのに、医師からの「治療の必要性がある」と言われていたにもかかわらずそれを無視して死亡させてしまったと。

施設内で起きたことなので、死亡した責任は入国在留管理局内にあるはず。

一体入国在留管理局内で何が起きたのか、これは明らかにされるべきだと思います。

少なくとも家族には知らせるべきです。

そして、彼女が映っているビデオがあるそうですが、なぜか家族にも公開されていません。
(一旦は公開するとなったそうですが、与党議員が確認した結果無しになったようです。そんなひどい内容なのか。。。)

こんな不誠実な対応をしている状態での改正案の可決はあり得ない。

いや、不誠実な対応をせざるを得ないような、そうしてでも隠さなくてはいけない内容なのかも。

今回の入管法改正案が取り下げられたことによって、ビデオの開示問題がなかったことにされるのは非常にヤバいので、これからも求めていかなくてはなりません。

他にも騒がれていないだけである

↑こういうこともあったようですし、過去にカメルーン人男性が牛久の入管で死亡したという事件もありました。

亡くなるまでいかなくても、入管は他者の目が容易には届かない密室ともいえる場所ですので、他にもあるのかもと思ってしまいます。

まとめ

「おもてなし」なんてありましたが、それはお金を落としてくれる観光客に対して。

こういう事例から判断するに、日本は外国人に厳しい国です。

こういう事例は他にも多くあるのでしょう。

外国人技能実習制度で海外から「労働力」として入国した人は、寮住まいとして外出を禁止されたり、日本の最低賃金以下の給料で働かされたりしているそうで、こういう生活が嫌で逃げ出した場合に捕まると、入管に収容されてしまう。

そして。。。。。

国が推し進めているというのが非常に大きな問題です。

そして、そんなことを推し進める政治家を選んでしまっている国民。

今の日本はそういう国だということですね。

ふぅ。

ということで。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

では!

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