リンク

【土地規制法】なぜこんなに急いでいるんだろう?って話

なんとなく時事話
Photo by Diego González on Unsplash

どうも。なぜそんなに急ぐの?お米です。

2021年5月28日、土地利用規制法案が可決されました。

今回も強行採決だったようです。

今それを急ぐのはなぜ?そしてこれはどんな法案?と疑問に思ったので、調べてみました。

結論としては、政権の権力を強化できる法案です。

リンク

土地利用規制法案とは?

↑NHKニュースです。

「自衛隊の基地や原発など安全保障上重要な施設周辺の土地利用を規制する法案」

「この法案は自衛隊の基地や原子力発電所といった重要施設の周辺などを『注視区域』や『特別注視区域』に指定し利用を規制するもので、『特別注視区域』では土地や建物の売買の際に事前に氏名や国籍の届け出などを義務づけています。」

これを見る限り、必要な法案、またはあってもいい法案のように感じます。

ただ、解釈の仕方により多くのことが可能になるかもしれません。

この法案の問題点

↑琉球新報です。

こちらを見るに、与党の主張する事例は現行法でも対応できる、と共産党の赤嶺議員が指摘しています。そして、具体的な事例はなく、かつこの法を適用する場合の調査主体が「重要施設を所管する省庁」だそうです。

なんで、ほぼその時の政権がコントロールするとみて間違いなさそうです。

例えば、今の沖縄辺野古基地の建設に反対、座り込みする人を「重要な施設周辺の土地利用を規制する」という名目で立ち退かせる、または逮捕するということは出来るようになりそうです。

例えば、原発の建設が始まる土地周辺で反対運動による抗議の座り込みが行われた場合、「重要な施設周辺の土地利用を規制する」という名目で立ち退かせる、または逮捕するということは出来るようになりそうです。

例えば、「重要な施設」として指定された場所周辺で、外国籍をルーツに持つ人が純粋に商売の為に土地を取得することを、「重要な施設周辺の土地利用を規制する」という名目でそれを阻むことが出来そうです。

例えば、「重要な施設」の周辺住民の身辺調査が可能になる可能性もあります。

これを「邪推」と見るのもその人の考え方なので認めますが、この法、そういう事例も当てはめることが出来るくらい幅広い解釈が出来るように具体性を欠いた法案です。

だから野党が「この法案は、私権制限につながる可能性がある。生煮えで危険かつ問題があり」と言っているんです。

法案の罰則は具体的なほうがいい

例えば道路交通法。

速度制限のある道は、上限の速度が決められています。

それを越えたらアウト、と明確です。

何をしたらいけないかが明確なほうが、守ることが出来るし、権力側の恣意的な運用を防ぐこともできます。

それを決めないと、何が悪いかわからないから萎縮して、上の顔色を窺って自由な振る舞いをしなくなります。

自由だからこそ生まれる新しい発想が無くなると、人々は活気を失い、それは経済活動にも波及します。

だからこそ法律は具体的なほうがいいし、それを決めるために話し合いの場と時間が必要なんです。

「上の顔色を窺って自由な振る舞いをできなくすることが目的」なのかもしれませんが。

まとめ

大抵強行採決がされる法案は、どこか議論が進むと問題点が増えてきて決めづらくなるものが多いように感じます。

特に、記者会見を極力やらない、やってもあまり言葉に説得力がない今の、そしてひとつ前の政権から続く問題だとも思います。

ちゃんと監視していかねば。

ということで。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

では!

コメント

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました