どうも。お米です。
少し前に、東京都武蔵野市で、外国籍を持つ住人が住民投票に参加出来るようになる条例について触れました。
その条例について、私は望ましいことだと思い、賛成だという趣旨の文章を書きました。
書いた段階では、委員長以外の6人の議員で採決がとられ、賛成3人反対3人の同数のため、委員長による判断で可決されたんですが、本会議でのの最終的な採決で否決されてしまいました。
非常に残念なことだと思っています。
ただ、そのことについて、国民民主党の玉木雄一郎代表がイマイチ納得いかないことを言っていたので、それを取り上げてみます。
武蔵野市の住民投票案に「否決されて安心」

Photo by pixpoetry on Unsplash
産経新聞さんの記事です。
『国民民主党の玉木雄一郎代表は21日、東京都武蔵野市議会が日本人と外国人を区別せずに投票権を認める住民投票条例案を否決したことについて「こういうことが(外国人に対する)地方参政権の容認につながっていく。否決されて安心したというのが率直な思いだ」と述べた。』
今回のことは住民投票の話なので、参政権についてではない、ということは改めて言っておきたい。
住民投票は住民にとって大事な事柄を決めるもの

Photo by mauro mora on Unsplash
前にも書きましたが、住民投票とは、ひとつの事柄に対して住民に賛否を問うことが出来る制度です。
住民とは当然ですが、その地域に住んでいる人。住民の多い地域、この場合は武蔵野市のような地域には当然ですが、日本人だけではなく外国籍を持つ人も住んでいます。日本人は住民ですが、外国籍を持つ人は住民ではない、ということはないはずです。
外国籍というだけで選択肢がない

Photo by Safoora Taimoor on Unsplash
そこに住む人のためにある住民投票に、外国籍を持っているというだけで選択肢を与えてもらえていないということは、権利を与えてもらえていないということです。
そこに住んで、住民税を払っているにも関わらず、その地域に関わる決定に外国籍を持っているというだけで関わることが出来ないことは、健全な状態ではないと思います。
玉木代表は「外国人の権利の保護を否定するものではないが」と言ってますが、住民投票の参加否決に対して「否決されて安心」と言っているので、矛盾しています。
自分の中で整合性とれているのかな?
人権って国籍によって変わるの???

Photo by Helena Lopes on Unsplash
玉木代表は「まずは外国人の人権について憲法上どうするのか議論すべきで、そういう議論がなく拙速に外国人にさまざまな権利を認めるのは、極めて慎重であるべきだ」と言っているそうです。
つまり玉木代表は、そこに住んでいる人でも、外国籍を持っている人は別な存在とするべきだ、ということですよね。しかも、憲法に絡めようとしている。
人権って、日本人であれ外国人であれ等しく認められるべきものではないですか?憲法で決めなければ、玉木代表は外国人を認めないということ?
まとめ

Photo by Markus Spiske on Unsplash
玉木代表は、憲法を変えたい人だってことですね。憲法を変えたい人ってことは、今の憲法に不満があるってことですね。
その割には、どこを変えたいということは言わない。
本当にずるい人です。恥を知れ。

Photo by Meg Jerrard on Unsplash
ということで終わります。ではまた。
コメント