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【外国籍住人の住民投票可能】武蔵野市の条例可決から考えてみました話

なんとなく時事話
Photo by Element5 Digital on Unsplash

どうも。お米です。

私は政治に興味があります。政治は、非常に大事なものだと思っています。

そして投票は、国政なら国民が、市政や区政なら市民や区民が、その地域を良くしてくれる可能性のある人に投票することにより、忙しい自分たちの為にその地域のことを考えてくれる人に投票することです。

ただ、その地域に住んでいるにも関わらず、政治に関わることが出来ない人がいます。

参政権を持たない子供、そして外国籍を持つ人です。

その地域に住んで税金を払っているにも関わらず、政治に関わることが出来ない、つまりは納めた税金の使い道に関わることが出来ない外国籍を持つ人達。

その人達の、住民投票なら認めよう、という動きが東京都の武蔵野市で起こったのでそれをご紹介します。

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武蔵野市で外国籍住人の住民投票が可能に

NHKさんの記事です。

東京 武蔵野市が提出した、実質的に外国籍の住民も日本国籍の住民と同じ条件で参加を認める住民投票の条例案について、13日、市議会の本会議に先立って委員会で審議され、可決されました。

あくまで住民投票だけですが、時代の動きに応じたものと言えます。

街中で、コンビニで、職場で、外国人の方を見かけるのは多くの方にとって日常だと思います。

その方々が、自分の住む町の動きについて、今までは全く関わることが出来なかったわけですが、今回の条例の可決により、住民投票に関わることができるようになります。

ちなみに、全国的にはすでに認められている地域はあるようで、日本国籍の住民と実質同じ条件下なのは今回の武蔵野市を含め3自治体のみ。

これに反対する人達もいるようですが、住民投票について知れば、今回の条例可決は必要なものだと思えるんじゃないかな?

住民投票とは?

住民投票とは、市町村合併の是非や、最近では沖縄の辺野古基地についてなど、その地域で問題とされている案件「のみ」を対象としたもの。

通常の国会や地方の議員を選ぶ選挙では、多くのことが語られることで特定の問題にスポットを当てた是非については曖昧になってしまう場合もあります。ただ、曖昧にしておけない、その地域で大事な問題にスポットを当て是非を問うことが出来るものが、住民投票です。

今回武蔵野市で可決された条例は、そういった地域の問題の是非を問う住民投票に、その地域に税金を納めている外国籍を持った住民の参加を認めようというものです。

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反対意見について思うこと

https://www.pakutaso.com/20190715204post-21794.html

先ほどのNHKの記事によれば、今回の条例は可決されたとはいえ、「委員長以外の6人の議員で委員会としての採決がとられ、賛成3人、反対3人の同数のため、委員長による判断で可決されました」とあります。

今回の外国籍住人の住民投票参加、私は賛成ですが、反対の人もいます。

Photo by Jamie Haughton on Unsplash

反対していた自民会派の意見は「広い意味で参政権になると思われ、安全保障上の問題もある。日本人と同じ設定というのはどうなのか」といったものです。

随分と風呂敷を広げた上で反対しているといった印象。そこまで広げないと反対出来ないということでは?逆に言えば、住民投票くらいなら問題ないということだと思います。

Photo by Samuel Rios on Unsplash

条例検討段階で行われた市民アンケートでの反対意見は、「日本国籍の市民に限定すべき」や「在籍期間や在留資格の要件を設けるべき」といったもの。

んー、「在籍期間」については広く捉えて「安全保障上の問題」に繋がる可能性は、わからなくはないです。が、何年なら妥当か、とか変なハードルの設置を許すと、その都度政治体制によって変えられる可能性があってあまりやらないほうがいい気がします。

その地域に住んで日が浅いけど、日本国籍持ちは投票出来て、外国籍の方は投票出来ない、というのはやはりおかしい気がします。

まとめ

Photo by mauro mora on Unsplash

今回の条例可決によって、それがニュースになり、多くの方が外国籍を持つ方について考えるきっかけになるのは良いことです。

何にせよ、住民投票ですから。その地域の住民みんなで一緒に考えられる状況を政治が作り出そうとするのは良いことだな、と私は思います。

日本がこれから人口が減っていくことはほぼ確実ですし、今の生活水準を維持するためには、海外からの移民受け入れが必要なのも確実だと思います。

無い袖は振れない。そんな状況になることが確実な中、今いる外国籍を持つ人について考えることは必要なことだと思います。

ということで終わります。

ではまた。

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