
Klaus HausmannによるPixabay からの画像
どうも。良いわけないだろ!お米です。
仕事や家庭において、何らかの形でパワーバランスというものが出てきます。
それには自覚的でありたいと思いつつ、私も子供を感情的に怒ってしまうことや、相手をコントロールしようと理論や立場を使っていることがあります。
咄嗟に出るそういう「手癖」のようなもの、自覚して改善していくしかありません。
私もまだまだ修行の身であります。
そんな中、そういうものを本当に自覚しているのか?という発言を目にしたので、それについて書いていきます。
「14歳と性交で逮捕は不当」発言

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立憲民主党法務部会で刑法の性犯罪規定について議論していた時に、本多平直(ひらなお)衆院議員が「50歳近くの自分が14歳の子と性交したら、たとえ同意があっても捕まることになる。それはおかしい」と発言したと。
さらに「成人と中学生が恋愛関係になるのはあり得る。罰するのは望ましくない」とも。
マジかよ。
この発言の問題点
そもそも未成年への性行為を禁じているのですが、恋愛関係=性行為という考えがこの議員にはあるんでしょうね。
確かにそういう部分もあり得るかもしれませんが、恋愛関係っていうのは片思いとは違いますよね?
どちらかが、または両方がアプローチし、それに答えるという手順が出てくるはずです。
例えば50歳の人間が14歳に言い寄られたとして、それに乗っかるって、14歳のこれからを考えれば、それに答えるのって考えられないんじゃないかな。まぁ、相手のことを考えられない人は少なからずいるので、答えてしまう人はいるかもですが。
じゃあ逆の場合、14歳に50歳が言い寄る。これは問題あるでしょ、と思うわけです。
そもそも14歳と50歳では、社会的立場、または腕力が違うわけで、どちらか一方の力(チカラ)が強い状態での交渉というのは、正確な判断が出来る状態ではないとするのが自然です。
よく、監禁した人と監禁された人の間に依存の関係が出来ることがあるというのも、状況に対して正確な判断が出来ない状態、相手に依存することで生存の確立を上げる為に生まれた感情を「恋愛」や「信頼」や「感謝」に変換してしまうからと言われています。
こういうの、「ストックホルム症候群」というそうです。
つまり、この本多議員の「同意がある場合は問題ない」という考え方は、非常に危険な考え方と言えます。
この考え方、セクハラやパワハラも同じ構図で「あり」とされることがあるので、注意が必要です。
バラエティ番組とか観てると「うわっ」と思うこと未だにありますからね。
あと政治家と官僚とか。
「不快な思いをさせたことを心からおわびする」

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本多平直議員が謝罪の時に言った言葉使いに気になる点がありました。
「私の認識不足の発言で、多くの方を傷つけ、不快な思いをさせたことを心からおわびする」
政治家が失言した場合にちょくちょく聞く「不快な思いをさせたことを心からおわびする」という言い回し。
これ言われると、自身の発言への「反省」じゃなく「騒いだ人に謝る」ということですよね。
それ、ちゃんとわかって謝ってる?と疑問を抱きます。
本当多いんですよね、この言い方。
まとめ

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驚きの発言から、最近流行りのテンプレ謝罪について書いてみました。
与党も野党私からみたら同じ「権力者」なんで、しっかりと監視していきたいと思います。
この野党議員の失言に対して、与党議員の失言には騒がない人が騒ぎ始めているのを見ると、なんだかなぁと思ってしまいます。
政治が単なる「足の引っ張り合い」に見えてしまうと、それだけで政治離れが進みそうですからね。
本当は、自身の生活と政治は切っても切り離せない関係にあるんですが、そういうのがちゃんと周知しきれていないから、低投票率だし、しっかりとした議員より知名度があるだけの人が選ばれたりする状況を改善出来ないんですよね。
知らん顔していると損するのは自分なんですけどね。
ということで。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
では。
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