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はじめに
どうも。お米です。
東京の新規感染判明者数が過去最大となりました。
事前に予想されていたことですのでそこまでの驚きはないですが、まぁ多いですね。
ただ、検査数は大して多くないのが問題です。
一部では、実際の感染者数が反映されていない、実際には新規感染判明者の4〜5倍の感染者がいるのではないか、と言われています。
そんな中でも、やめる気はなさそうな東京オリンピック。
オリンピックと感染者数について、政治家からのコメントで気になるものがあったので、それについて書きます。
五輪とコロナ感染拡大は無関係?

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公明党の石井啓一幹事長が講演で「五輪とコロナ感染拡大は無関係」といった趣旨のことを話したそうです。
このことについてだけ書こうと思ったら、記事後半にある自民党の下村博文政調会長の言葉がひどいので、それについても書きます。
石井啓一幹事長のコメントについて

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同じコメントについて違う新聞の記事も貼っておきます。
「(潜伏期間を含めて)2週間前の状態が反映しているわけであり、東京オリンピックが開会したからこうなったわけでは決してない」との発言。
見て最初に思ったのは、感染者数って2週間前の反映だけじゃないよな?ということです。
東京都の新型コロナウイルス感染症FAQの中で、潜伏期間についてWHOの知見として、「潜伏期間は1~14日(多くは5日程度)」と書かれています。
「多くは5日程度」です。
WHOの知見から考えれば、感染者が完全にオリンピックと別、と考えるのは知見を無視したちょっと乱暴な意見ではないでしょうか。
それとも私が知らないだけで、新規感染者数は2週間前のデータだけを反映しているということ?昨日今日に陽性だとわかった人は感染者数には含まれない、と石井啓一議員は言ってるんですかね?
そしてそれとは別に、確かに2週間前にオリンピックは開催されていないけど、海外から選手や関係者、メディア関係者の多くがその段階では来日しています。
そして、緊急事態宣言下でオリンピック開催がされる見通しであることは国民は知っていたわけで、そのIOC、政府、東京都、JOC、組織委員の姿勢が国民に伝わっていることが人流に関係し、感染者数に関係していると考えるのが妥当かと。
「オリンピック開催と感染拡大は無関係」と完全に言い切るのは無理なんじゃないでしょうか。
下村博文政調会長のコメントについて

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改めて、こちらの記事を参照しています。
自民党の下村博文政調会長はデルタ株の影響が大きいとし、「感染が広がり、競技できない選手がたくさん出てくればいろいろ考えないといけないが、今はまだそういう段階ではない」と言ったそうです。
ひどいこと言ってますね。
もう東京都でいくら感染者が出ても、オリンピック選手じゃなきゃ関係ない、ということですよね。
調べたら東京選挙区の議員なんですけど。。。
感染者数が多く出るということは、医療がひっ迫してコロナ以外の治療にも影響する可能性があるということです。
そうなれば、東京都民も、そしてオリンピック関係者の治療も遅れる可能性があるということになるんですけど。
あ、もしや東京都民が入れない、オリンピック関連用病床が確保されているから関係ない、ということですかね。オリンピックが開催されていなければ都民が入って治療できた病床と人員がオリンピック関係者用が確保されているからでしょうか。
まとめ

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「オリンピックは関係ない」というのは言えないでしょ?ということを書いてみました。
このままこれといった対策がされずにいれば、とんでもないことになりそうです。
緊急事態宣言下でのオリンピック開催で、今までの「国民の頑張り」を裏切る形になっていると私は思うんですが。
権力者のお願いが聞き入れてもらえなくなった時、この国はどうなるのか。
色々心配です。
ということで。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
では。
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