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【新型コロナウイルス】「みなし陽性」「オミクロン株の判別方法」が気になる話

なんとなく時事話
Photo by Karan Mandre on Unsplash

どうも。お米です。

新型コロナウイルスの感染がまだまだ拡大しています。2022年2月5日には、1日の感染者数が全国で10万人を超えました。

にもかかわらず、未だにまん延防止等重点措置という飲食店中心の対策しかしていない現状に危機感を覚えるところです。

そんな中、気になる話(言葉)を聞きました。

それは「みなし陽性」という言葉と「オミクロン株の判別」についてです。

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みなし陽性

最近聞くようになった言葉「みなし陽性」とは何?と思い検索。

TBSニュースさんの記事です。

この記事によると「みなし陽性」とは、通常医療機関でPCR検査を受け陽性かどうかを医師が診断するところ、感染者の濃厚接触者に発熱等の症状が出た場合、検査なしで症状などを鑑みて医師が陽性と同等と判断することを言います。

つまり「濃厚接触者が症状出たら感染したってことじゃね?」なことを「みなし陽性」というらしいです。

なぜ「みなし陽性」が必要なのか

そもそも何故「みなし陽性」が必要になったんでしょうか。

調べたところによると、「感染の急拡大による医療現場の負担を少しでも減らす」「検査できるまで放置されてしまう患者の隔離を促す」「検査キット不足」などがあるようです。

検査するという手間は省けるのかもしれませんが、その分他の病気との違いがわかりづらくなって結果患者の不利益になる可能性がありますし、その責任が医師に向かうようになれば医師としても不本意な結末になりかねないのでは?あと、検査されるまで時間が空くことがそもそも問題なのでは?そして検査キット不足は、それこそ国を挙げて準備すべきことなのでは?

これ、認めていないだけで医療崩壊状態ですね。

「みなし陽性」は医師の負担が大きい

ド素人の私でも「これは問題ありそうだぞ」と思うみなし陽性ですが、実際に診断している医師の声も紹介されています。

記事の中では医師の実感として「みなし陽性は、詳細な問診、診断についての説明、療養中の注意点の説明で、通常の診断の3倍程度時間がかかると感じている」そうです。

あれ?むしろ負担が増えてる。。。

他の病気との違いを洗い出す為に詳細な問診は必要でしょうし、診断についてや療養中の説明など、どれも簡単に済ますのは難しいものばかり。むしろ検査してコロナかどうかがわかったほうが説明を絞ることが出来るし手っ取り早いのでは?

なぜ「みなし陽性」が採用されたのか?

Photo by Jamie Haughton on Unsplash

なぜこんな問題が多そうな「みなし陽性」が実際行われることになったのか。

調べてもなかなか出てこないんですが、少なくとも現場の声を聞いて決定しているとは思えないなぁと思っていましたが、そんな中気になる記事が。

日刊ゲンダイさんの記事です。

衝撃の事実、である。専門家らが政府の新型コロナ対策を議論する「新型コロナウイルス感染症対策分科会」が、昨年11月16日(第11回)を最後に一度も開かれていないというのだ。

確かにこれは衝撃的。第6波が来ることは専門家はじめ色んな人がずっと言ってきていたわけですが、感染者数が減っていったことで政府の気が緩んでいたとしか思えない事態です。

もしかして、「みなし陽性」って、「安倍のマスク」と一緒で専門家ではない誰かの思いつきなのでは?

少なくとも、専門家会議でみなし陽性について話し合いが行われたわけではないようです。

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オミクロン株の判別方法

先日TBSラジオを聴いていたら、新型コロナウイルスについて特集されていました。

感染症の専門医である忽那 賢志 (くつな さとし)さんのお話が非常に面白かったんですが、その中で気になることを言っていました。

『日本では、デルタ株の検査で陰性であった場合にオミクロン疑いとしている』

つまり、日本では「デルタ株じゃないからオミクロン株」という判断をしているそうです。

もしかしたら「ある種合理的では?」と思う人もいるかもですが、この判断を続けていると、デルタ株じゃないものすべてがオミクロン株とされてしまいます。

もし日本で変異が起こったら?知らずに海外に出してしまったら?新しい変異株が国内に入ってきたら?見つけることが出来ずにオミクロン株と同じ対応をしてしまったら?

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終わり:このままではヤバイ

岸田首相は「緊急事態宣言の発出は検討しておりません」と言っています。え?検討した上で発出しないんじゃなく、検討もしていないの?

このあたりのこと、もしかしたら専門家会議をあえて開かない(?)ことの理由になっているのかもしれません。

この過去最大の感染拡大状況で専門家会議が開かれていないってこと、実はかなりヤバイことなのでは?

ということで終わります。

ではまた。

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