はじめに
どうも。お米です。
またも東京の新規感染判明者が1000人超え。ですね。東京五輪前に2000人に達してしまうのか?と思ってしまいます。
大切なことなので何度でも言いますが、新規感染判明者ですので、この数以上に感染者はいるはずです。何故なら症状があり受診した人と濃厚接触者しか検査していないから。
感染力が強いと言われるデルタ株が入ってきている国内で、未だに濃厚接触者の定義が甘い上に検査が容易に出来ない状態では抑え込むのは不可能ですからね。
そんな国で行われる予定の東京オリンピックパラリンピック。
IOCから感染拡大防止の為に、開会式への出席予定の各国首脳や五輪委員会幹部らを制限すると通知されたことにより、台湾のオードリー・タンさんが訪日を断念しました。
このことについて書きます。
オードリー・タン氏来日中止

Photo by John McArthur on Unsplash
東京五輪の開会式に出席予定だった台湾のIT担当のオードリー・タンさんが、訪日を中止しました。
東京オリンピックの防疫対策に協力するため、私は総統および行政院長と話し合った結果、日本への訪問をキャンセルすることにしました。
予定は変わりましたが、私にとって三つのことは変わりません。 pic.twitter.com/ILyEWcZNdo
— Audrey Tang 唐鳳 (@audreyt) July 18, 2021
自身のTwitterで見る限り、理由は「東京オリンピックの防疫対策に協力するため」とされています。
このハンドサイン、SFテレビドラマ『スタートレック』の中で出てくるバルカン式挨拶で、「長寿と繁栄を」という意味だそうです。
気になる表現
少し話は逸れますが、気になるのは日本の報道の仕方、題名の付け方です。
NHKでは、「五輪派遣取りやめ」。
朝日新聞では、「五輪開会式派遣を取りやめ」。
毎日新聞では、「訪日中止」。
私が気になると言っているのは、記事の顔である題名部分の表記を「派遣」とするか「訪日」とするかです。
台湾当局からの情報として書くかどうかにもよりますが、「派遣」と「訪日」では、印象が違います。
私はこの場合「訪日」のほうが好みだったりします。
誰かに決められた、というよりは、ちゃんと話し合った上で自分の言葉と姿で表している、という意味で「訪日」という表現のほうがオードリー・タンさんには相応しいのではないかと思います。
オードリー・タンさんの呟きから考える防疫対策
東京オリンピックの防疫対策に協力するため、私は総統および行政院長と話し合った結果、日本への訪問をキャンセルすることにしました。
予定は変わりましたが、私にとって三つのことは変わりません。 pic.twitter.com/ILyEWcZNdo
— Audrey Tang 唐鳳 (@audreyt) July 18, 2021
改めて、オードリー・タンさんの呟きです。
ここでオードリー・タンさんは、「東京オリンピックの防疫対策に協力するため」「日本への訪問をキャンセルすることに決めました」と呟かれています。
「日本への訪問をキャンセルする」ことが「東京オリンピックの防疫対策に協力する」ことに繋がる、ということです。
今訪日することは、不要な人流を生み、防疫に支障がある、と考えてくれているということです。
正しい判断だと思いますし、その決断に感謝したいと思います。
まとめ

Photo by Vernon Raineil Cenzon on Unsplash
新型コロナウイルスの防疫政策については非常に優秀な台湾。そしてその貢献者としてオードリー・タンさんは必ず名前が挙がる人物。
日本は台湾の防疫対策から学べることが多くあると思います。
迷っていましたが、今回のことを機に、オードリー・タンさんの著作を買って読もうと思います。
ということで。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
では。
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