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はじめに
どうも。お米です。
2021年10月7日木曜日、東京で震度5強の地震が観測されました。
私は東京在住で、その時間はまだ起きていたのでかなりびっくりしました。
子供は寝ていたんですが、全く起きず、次の日聞いても気付いてもいないという、若干不安になる反応でした。
その地震により都内やそれに繋がる公共交通機関、そして水道が断水したり濁った水が出たり等、インフラへ色んな影響がありました。
私は自転車通勤な上に水道にも影響なかったんですが、気になるニュースを見つけたのでそれについて思ったことを書きます。
東京・埼玉で震度5強の地震

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NHKさんの記事です。
『気象庁は、今後1週間程度は同じような揺れを伴う地震に注意するよう呼びかけています』とのことで、非常に恐いです。
東京都内で震度5強が観測されたのは、東日本大震災以来ということですが、個人的にはそこまでではなかったなという感想です。同じ震度ではありますが、東日本大震災は大きな揺れが遠くから届いたもので、瞬間の揺れよりも長いこと続く揺れのほうが恐いなと思います。
私はそもそも高所恐怖症なので住もうと考えたこともないですが、こういう地震の時の高層階だからこそ起こる影響って本当に恐いですね。地表よりも揺れが大きいし、エレベーターが止まったら大変ですし、断水でも起きてしまえばこれまた大変。前に東京スカイツリーに登ったことあるんですが、その日は風がそこそこ強かったので(強くなかったとしてもそれなりに揺れるのかもしれませんが)、それなりに揺れて恐怖し「もう2度と登るまい」と心に誓ったことがあります。
地震による様々な影響

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テレ朝NEWSさんの記事です。
こちらの記事に、東京のみならず関東圏に出た影響が書かれています。
電車の緊急停止により帰宅困難になったり、それに伴いタクシー乗り場に長蛇の列、棚が倒れたり物が落ちてきての怪我等、Twitterを覗いてみても色々な状況になっている人がいました。
そんな中私が気になったのは、水道のニュースです。
東京で水漏れも一夜にして復旧

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J-CASTニュースさんの記事です。
『地震発生後、ツイッターには、都内各所でマンホールから水が噴き出す様子を映した動画が複数投稿され、水道管の破裂や断水を心配する人が少なくなかった。ところが、翌8日朝6時までに漏水は全て解消。インターネット上では、このスピード感に驚きの声が上がった。』
この記事には、なぜ漏水を早く直せたかが書かれています。
そして記事の後半には、今回作業に当たった水道局についても書かれています。
『 東京23区内には「支所」と呼ばれる水道局の事業所が7か所設置されており、各地域を管轄している。有事にも対応するため、それぞれ夜間でも職員が勤務する。』
こういう人達のおかげで、漏水が一夜にして正常化されたというのは本当にありがたいことです。
感謝です。
漏水から考える水道民営化問題

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講談社さんの記事です。「水道民営化」の問題点が書かれています。
2018年12月6日、水道事業を民営化しやすくする改正水道法が衆院本会議で採決、賛成多数で可決、成立しました。
『人口減少、過疎化などによって、水道事業では不採算部門が増加している自治体も多く、公営から民営への転換が検討されている』ためこの議論が生まれたわけです。が、(この記事では民営化ではなく「コンセッション方式」の導入が正しいそうですが)民営化されるということは、人口密集地域か過疎地域によって水道料金が変わってくる、本来民営化に求められる効率化により今よりも水道料金が高くなる地域もあり、非常に問題がある法案であることは当初から言われていました。
料金が高くなるや、生活が苦しく水道料金が払えない人への提供が「猶予なく」断たれてしまったり、今回のように地震や災害によってトラブルが起こった場合に対処してくれる水道局の職員さんに当たる人が、採算が取れる地域と取れずらい地域で常駐出来たり出来なかったり人数が減らされたりする可能性があるわけです。そうなれば、今回のように漏水が一夜にして正常化出来る環境が整わない可能性が出てきます。
今回の地震での水道局職員の活躍を聞いて、そんなことを思いました。
まとめ
あらゆるインフラの中でも、水道、水は人間の生存に必要不可欠なものであることを鑑みて、支払いが滞った場合に電気やガスよりも止まることが遅いのが水道と言われています。
そんな命に直結する水を、採算、お金と天秤にかけるような法案は、私は支持出来ません。
この法案を通した政権与党は、お金と国民の命を天秤にかけお金のほうを取った、というのが私の理解です。
平時ではあまり考えることはないかもしれませんが、こういう災害やその予兆を機に考えてみました。
ということで、ではまた。
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