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どうも。お米です。
私は楽天モバイルをメインに使っています。
楽天モバイルはメインではなくサブ的に使うのが良いと、(私からしたら)著名な方の多くが言っていますが、私は楽天モバイルの無料通話目当てでメインの電話番号をMNP(マイナンバーポータビリティ)しました。
遠方に住む親戚に「通話用だから」と言って新しい電話番号を教えるのが面倒だな、というのが一番の理由ですし、その時はSIMカードが2枚入るタイプのスマートフォンを使っていたので、特に迷うことなくメインを楽天モバイルにしました。
基本的には快適に使えているんですが、楽天モバイル唯一にして最大の弱点である「電波繋がらないところがある問題」には時折悩まされています。
今回は具体的に困った時の状況と、その解決法について探ってみます。
繋がらなくて困った、具体的な場所と状況

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私は東京都在住で、職場も東京都。通勤も自転車で地下を通ることもない。基本的には快適に使えています。仕事後に地元を離れることはほぼありません。行くとしたら休日行くと混みまくりなコストコくらいでしょうか。
問題は休日の出先です。そして本当に困るのは決済時です。
具体的に困った場所は、千葉県の舞浜にあるイクスピアリです。(2021年の話です)

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ディズニーリゾート内にあるイクスピアリ。そこへ遊びに行った時のことです。
コーヒーショップで注文をしてスマホ決済をしようと思ったら、画面が立ち上がらない。更新しない。電波がない。繋がらない。仕方がないのでクレジットカード決済をしました。
コーヒーを持って外へ(20メートル程度)移動すると、電波がある。建物の中は無いけど、建物の外はある。
こういうことが起こるのが、楽天モバイルです。
ただそれは、楽天モバイルが粗悪だから、ではありません。
楽天モバイルが繋がりにくい理由

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楽天モバイルの電波は、建物(障害物)に弱いです。それは、楽天モバイルにはプラチナバンドが割り当てられていないからです。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021060300808&g=pol&p=20210603ax04S&rel=pv
プラチナバンドとは、電波の700〜900メガヘルツの周波数帯で、山や建物などの障害物を回り込んで到達することが出来て、送信できる情報量が多い(高速通信が可能な)ため、携帯電話などの通信に適しているものです。
まだ次世代通信の5Gが普及しきっていない今、日常的に使える最高品質の電波と言えると思います。
楽天モバイルは、既存の携帯通信事業者(docomo、au、softbank)の中でもっとも若い、新しい携帯通信事業者のため、既存の携帯通信事業者が抱え込んでいるプラチナバンドの電波帯を分け与えられていません。
そのため、建物の中等、繋がりにくい場所が出てきてしまうわけです。
ただ、その限られたプラチナバンドを再配分しようとする動きもあります。
プラチナバンドの再配分

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時事通信さんの記事です。
総務省が、既存の携帯通信事業者(docomo、au、softbank)に割り当てられているプラチナバンドを再配分、つまり楽天モバイルにも割り当てられるように制度を変えようとしているということです。
(一応私なりの考えを補足しておくと、これは楽天モバイルのためだけに制度を変えようということではなく、今後出てくるかもしれない通信事業者にも配慮した制度変更だと理解すべきかと思います。)
最近通信費が安くなってきている、価格競争が始まったのは、菅政権のおかげ(民業圧迫と紙一重)というのもありますが、楽天モバイルの登場が大きいです(とはいえこれも菅義偉が動いたことによるものでもある)。
つまり、新しい競争相手が現れたからこそ、価格競争が起きました。
楽天モバイルを含めた4社がまた料金設定を横並びにしようものなら、次の通信業者が現れるぞ!その時に参入しやすいようにプラチナバンドの再割り当てをしやすいようにするぞ!ということです。
プラチナバンドの再配分は簡単ではない

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ただ、そう簡単には行きません。
再配分には、既存の通信事業者の了承が必要になります。自分のチカラをライバルに分け与えることはしたくない、というのは当たり前の感覚でしょう。
スマサポチャンネルさんでも詳しく解説されています。
特にsoftbankさんの複雑な気持ちはこの動画でよくわかりました。
「繋がらない場所」を無くす方法

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何個かある解決方法を書き出してみます。
1.通信回線を変える
楽天モバイルを辞める。
ただ、私は無料通話目当てでもあるのでこれは却下。
2.繋がる通信回線を契約して2台持ち
2台持ちにして、楽天モバイルが繋がらないところではもうひとつのサブスマホを使う。
私は2台持ちなのでこの方法でもいいんですが、決済方法がpaypay等の決済サービスの場合、2台で共通のアカウントを使うことは出来ません(アカウントや電話番号に紐づけされている為)。こっちを使ってあっちをチャージ、とかややこしくなるので面倒です。
楽天モバイルで繋がらなかったらサブスマホのテザリングを利用する、という方法もありますが、いちいち面倒な上に、使い終わったテザリングをOFFにしなかった場合のサブスマホの電池減りが激しいというのもネックです。
やはりメインで使っていてポケットに入れていていつでも出せるスマホが繋がりやすいのが一番。
3.繋がる通信事業者を契約してDSDV
SIMカードが2枚入るスマホ、またはeSIM機能のあるスマホを用意して、楽天モバイルともう一つの通信回線を1台にまとめる方法。
DSDVとは「Dual SIM Dual VoLTE」の略で、1台のスマートフォンに2枚のSIMカードを差し込みむ、またはeSIM機能を利用して、両方のSIMで同時に待受し、通話・通信が片方ずつ利用すること。
3が私の用途に合っている一番現実的な方法です。
通信回線選び

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通信費はなるべく安くしたい私。今のメイン機はiPhone12mini。DSDV可能。
楽天モバイルをeSIM化するか、それとも新しい通信回線をeSIM化するかどうかで選択肢が変わりますが、どうも調べてみると楽天モバイルは物理SIMからeSIMへの変更がスムーズらしいのでその方向でほぼ決定。
ということで、非常時用の回線を物理SIMで考えた時の通信回線候補は、、、
・povo
基本料金ゼロで、トッピングという形で利用者の都合に合わせて高速通信を可能にすることが出来るという、玄人向けな気がするけど利用価値が高そうです。キャラがかわいい。
データくりこしができるようになって俄然気になってきたワイモバイル。家族が1回線保有しているので、家族割適用で最安月990円で使えるのはイイ。
ミニプランなら3GB月990円で使うことが可能なLINEMO。LINE使用ならデータ消費ゼロな為、動画はWI-FI環境下でしか見ないと決めている私にはピッタリ。
音声回線2GBなら月858円で利用可能なiijmio。上3つとは違い、昼時などは通信速度が落ちる。けど安い。昔使っていました。
今までの候補とは違い3GBで考えた時に月々はそれほど安くはないBIGLOBEモバイル。ただし、契約時やキャンペーンでもらえるポイントが月々の支払に使えるようで、それを使えば半月程度は無料で使えるのは魅力的。
このあたりでしょうか。
今は楽天モバイルの保険サブ回線としての利用で考えていますが、あんまり切り替えが面倒だったらメイン通信回線にしてしまうかも、と考えると、通信品質がいいものを選ぼうかなとも思いますが、月々安く済ますにはそれも犠牲にするべきなのかな。これもバランスですね。
まとめ

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ということで、まずは時間が出来たら楽天モバイルのeSIM移行に挑戦してみたいと思います。
通信費は安さを重視していますが、日々ストレスを感じるようでは意味がありませんからね。ある程度払ってでもストレス少ないものを選ぶべきかもしれません。
ということで終わります。
ありがとうございました!
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