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【確定拠出年金】個人型、企業型共通の私が確定拠出年金に消極的な理由についての話(絶賛悩み中)

Nattanan KanchanapratによるPixabayからの画像 なんとなく時事話

Nattanan KanchanapratによるPixabayからの画像

どうも。お米です。

先日会社で、確定拠出年金(企業型DC)についての説明会がありました。

私はちょうど1年前に積立NISAを始めました。多くの場合「積立NISAをやったら次はiDeCo(個人型確定拠出年金)」と言われていると思います。

ただ、私はまだやっていません。

理由を大まかに言えば「資金問題」ですが、今少額で始めることも出来ると言えば出来ます。ただ、私が思う確定拠出型年金の最大にして唯一の懸念点「原則老後まで資金を引き出すことができない」という部分にひっかっかりを感じています。

この辺りについて書いてみたいと思います。

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確定拠出年金とは

Photo by Alex Boyd on Unsplash

厚生労働省のHP、確定拠出年金について書かれています。

確定拠出年金は、拠出された掛金とその運用収益との合計額をもとに、将来の給付額が決定する年金制度です。掛金を事業主が拠出する企業型年金(企業型DC)と、加入者自身が拠出する個人型年金(iDeCo)があります。

積立NISAのように、自分で選んだ商品を株式等で運用することで、将来に向けた資金形成を促す仕組みです。運用益は運用中非課税です。

企業型年金の部分に『掛金を事業主が拠出する』と書かれています。少しややこしいので説明します。



企業型年金の注意点

掛金を事業主が拠出する』というのは、事業主(会社)がタダで出してくれるというわけではありません。支給する給与額自体を減らすということです。給与の額面自体が減ります。

例えば、毎月30万円の給与をもらっている人がいます。この中から様々な税金が引かれ最後に手取り支給額が決定するわけですが、この人が確定拠出型年金で毎月2万円出したとすると、毎月の給与30万円が28万円になります。そこから税金が引かれ手取り支給額が決定するわけです。その為、税金の額も変わります。

特に注意が必要なのは、厚生年金保険料の金額が変わる点です。

厚生年金保険料は、標準報酬月額に18.3%をかけた金額を納めることになります。

先ほどの例でいうと、毎月30万円の給与の人は18.3%をかけた54,900円の半分(残り半分は会社が負担)の27,450円を払うことになります。この額を払い続けることによって、将来の年金支給額が決まります。

ただ、企業型年金を毎月2万円やっている場合、30万円ー2万円=28万円。この28万円に18.3%をかけることになります。51,240円。自己負担額は25,620円。30万円の場合との差額は54,900円ー51,240円=3660円の差があります。

このように厚生年金保険料の納める額が変わるため、将来の年金支給額も変わります。端的に言えば、減ります。非常に大事な部分です。

Photo by Jamie Haughton on Unsplash

なので、確定拠出年金の運用が非常に大事になってきます。商品選びが大切になってきます。ただ、企業型の確定拠出年金は、あまりオススメな商品を見つけづらいです。

個人型確定拠出年金(iDeCo)よりも手間が少なく始められるという利点はありますが、個人的にはあまり企業型確定拠出年金(企業型DC)はオススメできません。

ただ、今現在老後の為に預金している人の場合。

普通に預金するよりも企業型確定拠出年金へ入れているほうが諸々の税金が安くなる分、結果毎月の手元に残る額が増えます(手取り額から預金よりも確定拠出年金分差し引いた額のほうが手元に残る額は多い)。元本確保型という商品もあるため、銀行預金代わりに積み立てつつ、手元に残るお金を増やすという考え方もあります。

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確定拠出年金の懸念点

ここで、個人型企業型両方に共通する、私が考える確定拠出年金の懸念点についてです。

その懸念点とは、確定拠出年金で積み立てたお金は、60歳になるまで受け取ることが出来ない点です。

正確には受け取れるパターンは3つあって、「60歳以降」「(寝たきり、不随等)高度障害を負ったとき」「死亡時」ですが、「60歳以降」以外は不慮の事態ですから今回の懸念点からは除外します。

Photo by fatty corgi on Unsplash

60歳まで受け取ることが出来ないということは、急な用事でお金が必要になった場合、この資金は使うことが出来ません。そして株式の運用状況によっては、マイナス状態で60歳を迎える可能性があるということです。

確定拠出年金には先ほども触れた元本確保型の商品もあるので、それを選んだ場合はマイナスになるということはないようですが、それだと増える幅は非常に小さいし、日本国内のインフレリスクにも対応出来ません。

その点、積立NISAなら、豊富な商品ラインナップ、そしていつでも売却出来ます。

もし確定拠出年金の利用を考えている人で積立NISAをやっていない人は、まず積立NISAから検討することをオススメします



おすすめ書籍や動画

お金の勉強についてオススメの本と動画を紹介しておきます。

リベラルアーツ大学両学長の動画です。書籍もあります。


 

BANK ACADEMY / バンクアカデミーさんの動画です。いつも参考にさせてもらっています。著作もあります。


 

ぽんちよさんの動画です。こちらも良く観させてもらっております。書籍も出しています。


 

節約マスクのお得な話さんの動画です。こちらも良く観させてもらっております。節約マスクさんの書籍はない、はずです。

情報は一方向からだけではなく、複数方向から見ることが大切です。

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まとめ

なにかあったときの為に半年程度の生活費(生活防衛資金)を現金で持つ。その次は積立NISAを始める。さらに余裕があれば企業型ではなく個人型確定拠出年金(iDeCo)を始める。これによって、老後の資金をある程度は手に入れることが出来ると言われています。

(個人型、企業型に関わらず)確定拠出年金をするなら、生活防衛資金と、急な出費に対応出来るだけの資金が必要です。急な出費をどんな内容にするかで変わりますが、要は自分が納得できるだけの資金を用意できたのなら、確定拠出年金の利用を考えるべき、だということです。

ということで、それが用意出来たら私も始めようと思っていますが、やはり資金の縛りは引っ掛かるところ。悩みます。

ということで終わります。

ではまた。

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