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【菅首相記者会見】緊急事態宣言発出拡大するってよ話(冒頭部分を読み込む)

なんとなく時事話
Photo by Todd Diemer on Unsplash

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はじめに

どうも。お米です。

COVID-19は本当に厄介なウイルスですね。

どんなウイルスも厄介なのかもしれませんが、正直こんなに厄介なものなのかと日々感じています。

デルタ株、イオタ株、エプシロン株。

正直名前も覚えられない。

そして医療崩壊による不安。

社会システムに医療はなくてはならないものだと日々感じます。

そして、感染拡大するたびに行われる首相会見。

また行われましたので、これについて書きます。

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記者会見(冒頭部分)

https://pixabay.com/users/goranmx-168090/

2021年8月25日水曜日に記者会見が行われました。

前回が8月17日でした。

今回も首相官邸に会見全文文字起こしされています。

読み込んでいきます。

緊急事態宣言地域増える

北海道、宮城県、岐阜県、愛知県、三重県、滋賀県、岡山県、広島県に緊急事態宣言を発出するとともに、高知県、佐賀県、長崎県、宮崎県にまん延防止等重点措置を適用し、期間は、それぞれ8月27日から9月12日までとすることを決定いたしました。

前回の17日から約一週間で更に増えました。前回のまん延防止等重点措置から緊急事態宣言に切り替わったところが多いですかね。

前回の会見でCBCテレビさんが、「産業的繋がりの強い静岡県が緊急事態宣言で愛知県はまん延防止等重点措置。静岡県に加えて愛知県も緊急事態宣言の対象とするつもりはなかったのか。」と質問してましたが、結局は愛知県も緊急事態宣言の対象となりました。

東京都は前週よりも新規感染判明者数が減っていますが、これは「お盆休みにより都心の人流が減った(通勤等無くなり人出が減った)」ことに起因していると言われています。その代わり、地方での感染が増えたようです。つまり、帰省等で都心から地方に行ったことにより地方の人流が増加した結果、都心では減少、地方で増加となったと分析されています。

宣言地域は増えつつ、終わりは9月12日と変わりがないの、全然意味がわかりません。普通に考えれば延長されるんだろうな、と思います。

3つの柱

医療体制の構築、感染防止、そしてワクチン接種という3つの柱から成る対策を徹底していくと申し上げました。国民の皆様の御協力を頂きながら、この危機を何としても乗り越えていく、そうした決意に変わりはありません。

この3つの柱すべて徹底してもらいたいとは思いつつ、気になることを。

医療体制の構築」は、感染者が出た場合の対処です。「感染防止」と「ワクチン接種」はかなり意味が近しい、「感染防止」の中に「ワクチン接種」が含まれているのでは?

今大切なのは「医療体制の構築」とともに、「人流抑制」と「検査の徹底」による「新規感染者の抑制」なんだと思います。

医療体制の確保

3つの項目に分かれていました。それぞれ書いてみます。

1.自宅療養者への対策
菅首相も触れてますが、自宅療養中の妊婦が早産し産まれた子供が亡くなるというニュースは非常にショックでした。妊婦に限りませんが、やはり自宅療養は良くない。そもそも「療養」ではなく「放置」ですからね。自宅で亡くなった方含め、これに対しての国の責任は大きいと思います。

2.病床の確保
野戦病院についても言及しています。是非作っていただきたい。
最近あったニュースで、大阪のCOVID-19患者を治療している病院が倒産したというニュースがあります。病床を確保しなくてはいけない今の時期にこういう病院が出てしまうことは阻止しなくてはいけませんので、何らかの支援が求められます。病床の増加をお願いするとともに、資金の援助が必要になってくると思いますし、今現在苦しい経営を強いられている病院も支援していかなくてはいけないと思います。

3.新薬による重症化防止
新薬というのは、抗体カクテル療法というものだと思いますが、これは軽症段階で使う点滴らしいので、いわゆる野戦病院があれば行えるのではと思うと、やはり早急に野戦病院が必要になってきます。重症化するとそれだけ長い治療が必要になり、結果病床の圧迫を招きます。あとは一時期確保したといいつつ少ないと言われた薬の数量確保ですね。

子供の感染が増えている

残念ながら、子供たちの感染も増えています。9月の新学期を控え、できる限り教育の機会が損なわれることのないよう、子供たちの対策を進めていきます。

去年の夏休み明けも感染者が増えたようです。今回は従来型より感染力の強いデルタ株。そして現在の感染者数を考えると、去年の比じゃない増え方をする可能性があります。

ただ、これに対して会見で菅首相が言った対策は、「発熱等の症状がある場合は登校しない」「検査キットを配布」「教職員のワクチン接種」。

教職員のワクチン接種」は必要です。というか、今回の会見段階で2回目打ってないとワクチン接種による抗体の獲得は完全ではないです。(2回目接種後約2週間後に推奨抗体量獲得)

発熱等の症状がある場合は登校しない」は、今までもそうしているはず。ただ、このCOVID-19は症状が出る直前が最もウイルスを排出すると言われているので、症状が出た段階で登校しないでは遅い。

同じ理由で「検査キットを配布」も、学校に登校してから検査するではもう遅いと言えます。

一方で、コロナ禍初期の学校休校により子供の自殺が増えたとも言われていますので、本当に難しいところだと言えます。貧困家庭でまともな食事が学校での給食のみ、という家庭も存在します。

医療崩壊さえしていなければ、という気もしてしまいます。これは本当に難しい。

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出勤者7割削減

テレワークについても、それぞれの職場で更なる工夫を重ねて、昨年春に多くの企業が達成した出勤者7割削減に向け、取組を進めていただきたいと思います。

昨年の7割削減は、学校休校による効果や、こんな長引くとは思ってないからこそ短期的にやってみた、という複数の要素が重なっていたと思われます。

そして、やってみたからこそ問題点が見え、テレワーク継続へ努力をして今に至るところと、テレワークの継続では仕事が回らないと決定したところがあると思われますので、一概にテレワーク出来ない企業を責めることも出来ないのではないかと。

ちなみに私はそもそもテレワーク出来る仕事ではないので出勤しています。

ワクチン接種

8月末には全国民の半数近くの方が2回の接種を行い、9月末には6割近くの方が接種を終え、現在のイギリスやアメリカ並みに近づく見通しであります。

高齢者を優先させた結果、当然ですが世代間で接種状況が異なります。

NHKで高齢者の接種状況が数値化されています。(こちら

それを参考にしますと、例えば、東京都のワクチン2回接種率は83.88%となっています(7月末に高齢者全員接種は達成出来てないようです)。日本の全人口が1.26億人で、高齢者は3600万人。高齢者の約84%が接種済ということは、約3000万人がもう2回接種している。医療従事者480万人が既に打ち終えていると想定すると、現時点で2回接種済は3480万人。全人口の6割は7560万人なので、引くとあと4080万人が9月末に打ち終えている計算になります。

ワクチン不足が言われている中、モデルナ製ワクチンに異物が混入していたというニュースもあり、それでも1日100万回近い接種が出来なければ9月末に6割接種には届きませんけど、本当に実現できるんでしょうか。(実際には高齢者と医療従事者以外も2回接種終えている人もいるので数的にはもっと少なくても実現できると思われる)

ちなみに私は1回目どころか予約も取れていません。

予備費の使い道

今週中に1兆4,000億円の予備費の使用を決定します。

国会開いて決めてください。マジで。

明かりははっきりと見え始めている

感染力の強いデルタ株のまん延によって、感染者を押さえ込むことはこれまで以上に容易ではなくなっています。しかしながら、現在進めているワクチンの接種がデルタ株に対しても明らかな効果があり、新たな治療薬で広く重症化を防ぐことも可能です。明かりははっきりと見え始めています。

この後の質疑応答編で日本経済新聞さんが質問していますが、ワクチン接種率の高いイスラエルが感染拡大していることを考えれば、『明かりははっきりと見え始めています』というのはどうなのか、言い過ぎだと思います。むしろワクチン接種に頼った国は感染拡大し、ワクチンだけでなく徹底した検査体制の構築をした場所が感染拡大を食い止めているように思うのですが。。。

まとめ

これだけ感染拡大しているので、どうしても否定的な感覚で読み解くことが多くなってしまうことは否めませんが、この冒頭会見部分を読む限り、どこまで最新の情報を加味して決定しているのか謎ではあります。例えば野戦病院は海外ではコロナ禍当初からやられていたわけで、遅い、後手だと思わざるを得ません。

次は質疑応答を読み込んでいきたいと思います。

ということで。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

では。

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