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はじめに
どうも。お米です。
衆議院議員選挙の投票日が迫ってきました。
いつでも選挙は大事なモノではありますが、今回の選挙はかなり大事な、今後の日本の将来を占う選挙になるだろうことは、多くの方が共有出来ていると私は信じています。
今回の選挙、私の判断基準は、与党のこれまでの政策に対する評価、国会を開きたい党はどこか(つまり仕事する気があるのはどこか)、そして選択的夫婦別姓や同性婚、外国人への人権を大切にするかどうかを基準に選ぶつもりです。
各党の政策について、まとめて比較しながら見ることが出来るこちらのサイトを参考にしました。
選挙は色々と楽しいものです。
結果も気になりますが、どの新聞が何をどう伝えているかを見るのも一つの楽しみです。
そこで、今回の衆議院議員選挙の獲得議席についての新聞数社の選挙結果予想記事をまとめてみます。
岸田文雄総理が考える今回の選挙の勝敗ライン

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日本経済新聞さんの記事です。
岸田総理は10月31日投開票の今回の衆議院議員選挙について、『勝敗ラインは「与党で過半数だと思っている」』と会見で話しました。
与党で過半数ということは、自民党と公明党合わせて過半数(233議席)ということです。
(選挙)公示前の自民党の議席は単独で276議席で、単独で絶対安定多数の261議席を超えていましたので、そもそも議席を減らす前提で戦いに臨むということらしいです。
なんで負ける(減らす)前提なんですかね?不思議。そんなに自分たちのやってきたことに自信がないんでしょうか。
ちなみに、自民党が単独過半数を取れるかどうかは、自民党が好き勝手出来ない、公明党というブレーキが効きやすくなるという意味で注目と言えばそうですが、現在の公明党は自民党にほぼ付き従うだけの存在のように見えるので、単独過半数が取れなかったからどう、というのはあまり意味が無いことのような気がしています。
むしろ公明党としては、もし自民党が大敗して与党で過半数割れした場合に、連立与党として他の政党がくっつくことを危惧していると思います。自分たちの存在感が減ってしまうのは嫌でしょうからね。
実際、選挙前に自民党が維新にすり寄る姿勢を見せたことがありましたので、結果次第によって、または「ある目標」のために連立を組むことも考えられます。
新聞読み比べ

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各新聞の衆議院議員選挙についての記事をまとめてみました。
読売:単独過半数維持は微妙
読売新聞さんの記事です。
自民党は公示前より「減らしそうだ」。
公明党は「安定した戦いを進める」。
立憲民主党は公示前より「増やす可能性がある」が「情勢は流動的」。
共産党は公示前を「上回る勢い」。
維新は公示前から「3倍超をうかがう」。
国民民主党は公示前の「議席を確保できるかどうか」。
毎日:自民議席減・与党過半数の公算
毎日新聞さんの記事です。
自民党は「厳しい状況」「減らす可能性が高い」。
公明党は「2選挙区が接戦となっている」。
立憲民主党は「上積みを視野に入れる」が「情勢は予断を許さない」。
共産党は公示前勢力の議席を「上回りそうだ」。
国民民主党は公示前の議席に「とどまる可能性が高い」。
維新は公示前から「3倍増」になる「勢いだ」。
産経:与党、現状維持は困難
産経新聞さんの記事です。
自民党に関しては現状維持は「困難視されている」。
公明党、立憲、共産、国民、維新についてこの記事には、議席の増減等に関する記載はありません。
朝日:自民が単独過半数の勢い 立民はほぼ横ばい
朝日新聞さんの記事です。
自民党は自民党は公示前より「減る公算が大きい」が「単独で過半数(233議席)を大きく上回る勢い」。
公明党は公示前の「議席は維持しそうな勢い」。
立憲民主党は公示前の議席を「上回る公算が大きい」。
維新は公示前の議席から「3倍近くに増える勢い」。
共産党は公示前の議席を「上回る可能性がある」。
国民民主党は公示前の議席と「同程度になる見込み」。
れいわ新選組は比例で「議席獲得をうかがう」。
社民党は「1議席を確保できるかどうか」。
東京:「与党で過半数」72議席減でもクリア
東京新聞さんの記事です。
この記事では、「衆院選の攻防ライン」としてグラフがあったり、個々の党の数字がどうというより、「与党で過半数」という目標設定の低さ、そして改憲について触れています。
『31日投開票の衆院選で、岸田文雄首相(自民党総裁)は、政権維持に最低限必要な「与党で過半数」獲得を勝敗ラインに掲げている。』
『自民、公明両党は計72議席減らしても過半数はクリアできるため、低めのハードルで予防線を張ったとの見方も強い。』
「与党で過半数」がいかに低い目標かを指摘しています。
『定数の3分の2に当たる310議席以上を得れば、改憲の国会発議や、法案が参院で否決された場合に衆院での再議決が可能になる。』
今回の選挙結果予想の記事で憲法改正について触れているのは東京新聞さんだけです。
まとめ

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議席を減らす状態をどう表現するかや、新聞各々の独自の考え方が見れるので面白いです。
あの新聞では「盤石」なのに、違う新聞では「苦戦」と書いてあり、取材する人間によってここまで違うのか、と思うのも読み比べならでは。
こういう記事がネットで読めるようになっているのは、簡単に読み比べることが出来て非常に便利です。
気持ちを高めて、今回の選挙結果を楽しみたいものです。
ということで。ではまた。
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