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【都道府県魅力度ランキング】気持ちはわかるけど法的措置はどうなの?話

なんとなく時事話
Photo by KWON YOUN on Unsplash

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はじめに

どうも。お米です。

都道府県魅力度ランキングというものがあります。

私は東京生まれ東京育ちで、東京都が高いかどうかとかあまりこれといってピンと来てないんですが、ランキングが高かったり低かったりする地域に住んでいる方はそんなに気にするものなんでしょうか。

少なくともこれに対して本気で怒っている知事さんがいるようです。

そのことについて書きます。

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都道府県魅力度ランキングとは

https://pixabay.com/users/michaelgaida-652234/

地域ブランドNEWSさんのサイトです。

都道府県魅力度ランキングとは、ブランド総合研究所さんという、地域や企業のコンサルティングを行っている会社が毎年行っているランキングです。

この調査結果をもとに、雑誌やテレビ番組で話題になっているのを見かけることがあります。

私の個人的感想としては、ランキング高いところは「確かに!」と思いますが、低いところは「でも、あそこいいところだよね?」なんて、高くても低くても魅力あるよね?という感想です。

そんなに沢山の地域に直接足を運んだことはないですが、ご当地ショップまわるのは好きだったので(コロナ禍になってからは出来ていない)、知らないだけで魅力ある商品や場所がどんな都道府県にもあることくらいは理解してランキングを見ています。

とはいえ、自分の関係している地域がランキング下位だったらそれほどいい気がしない、のかもしれません。

が、法的措置はどうなんでしょうか?

魅力度44位の群馬県 知事が「法的措置」検討

テレ朝NEWSさんの記事です。

群馬県の山本一太知事が、「都道府県魅力度ランキング」で44位になったことに不快感を示し、法的措置を検討するとしました。

記事中でも街の声として、「大人げない」「かえって反感を買うのでは」と言われていたようです。

過去にもこのランキングに対して怒っていた知事はいたようですが、「法的措置」まで言及した人はいなかったようです。

なぜそこまで怒っているのか

AERA dot.さんの記事です。

『以前から不満を示していた山本知事だが、なぜそこまで怒っているのか』として、群馬県側の意見と、調査会社側の困惑を載せています。

この記事を読んだ上でどう考えるかは、当事者性もあったりで人それぞれでしょうが、だからといって「法的措置を検討」と会見で言うほどなのか?というのが感想です。

群馬県側(おそらく広報)は「法的措置についてはあくまで検討段階」と言っているようですが、知事が会見の場という公の場で言った段階で、調査会社が「圧力」と捉えてもおかしくないですし、実際記事の中で『調査結果の発表を押さえつけようという発言であれば、それは報道の自由に反することでもあり、世の中のすべての調査結果の公表、公開を妨害するということになるのではないでしょうか』とコメントしています。

なぜ山本一太氏は知事になったのか?

山本一太さんは私が知る限り、テレビへの露出があったり、第2次安倍政権下では内閣府特命担当大臣を務めたりしていて、国会議員として政治に関わっていくという印象だったんですが、なぜ県知事になっているのだろう?という疑問が浮かびました。

産経新聞さんの2018/12/24の記事です。

当時国会議員から県知事への転向は、事前の調整がなかったため身内からも不思議がられた、というよりもはっきりと呆れられたようです。

県知事になった理由、はっきりとはわかりませんが、「参院で相手にされていないからだ」と言われているようです。居づらくなってしまったんでしょうか。

それよりも気になる部分を見つけました。

山本氏が11月にブログで「信頼性の高い世論調査」と題した独自の調査結果を公表したことに反発が上がっている。

自身では「独自」の調査結果を用いて誇っているようですが、10数年以上行われている都道府県魅力度ランキングには文句があったようです。

先ほど紹介したAERA dot.さんの記事では、群馬県側が何故このランキングに問題があるかというところで、「県としては、ランキングには問題点が三つあると考えています」と語っていましたが、山本一太氏が自身のブログで発表した「信頼性の高い世論調査」という傍目には信頼性の高さが曖昧な調査を出していることに、ご自身では矛盾を感じないでしょうか。

まとめ

こういうものにいちいち噛みついていることを、SNSでは「クソリプ」なんて言葉が当てられたりしますが、山本一太氏の、実際にはやると決めているかどうかわからないのに会見でぶち上げて結果民間企業への圧力と捉えられても仕方がない言動は、これに類似するような行為であり、はっきりと良くないことだと思います。

弱者と強者を決めつけ、自身が強者の立場のように上から物を言うような振る舞い、本来政治家にあるまじき行為だと思います。

個人ではなく公人だということを意識していただければと思います。

ということで。

ではまた。

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