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どうも。お米です。
結論。上陸するでしょう。
最近は日本国内の新規感染判明者が少なくなり、人によっては警戒心が薄れつつある新型コロナウイルスことCOVID-19の話題です。
建物やお店に入る時の手指の消毒をしない人もちらほら見ますので、実際警戒心が薄らいでいるのでは?と感じています。
確かに感染判明者は減っていますが、感染者がいなくなったわけではないですし、ここ最近海外の感染者が増えているというニュースも聞いていました。
そんな中、なかなか衝撃的なニュースが出てきましたので、それについての記事を紹介します。
恐いなぁ。
変異株「オミクロン」

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Newsweek日本版さんの記事です。
『[ロンドン発]南アフリカで新たに見つかった新型コロナウイルス変異株(B.1.1.529系統)について、世界保健機関(WHO)は26日、デルタ(インド変異)株に続く5番目の「懸念すべき変異株(VOC)」に指定し、ギリシャ文字の「オミクロン」と名付けた。ボツワナや香港、イスラエル、ベルギーでも検出され、世界に広がるのは時間の問題だ。』
今回見つかったCOVID-19変異株「オミクロン株」をWHOが「懸念すべき変異株」に指定したそうです。「懸念すべき変異株(VOC)」とは、最も警戒レベルが高いものだそうです。
国立遺伝学研究所の川上浩一教授がこの「オミクロン株」についてTwitterで呟いています。
生物学者の皆さんは同様に感じていると思いますが。
32箇所も変異が入って蛋白質としての機能を維持し、しかも強力になるなんて、ちょっと信じられません。32箇所変異がはいったらもう"別の遺伝子"です。
それが実験室レベルでなく自然界(人間が介在していますが)で起こっていると言うのが驚きです。 https://t.co/AeJoepclRX— Koichi Kawakami, 川上浩一 (@koichi_kawakami) November 27, 2021
そして、前にも紹介したコロラド先生こと牧田寛先生も「オミクロン株」についてTwitterで呟いています。
新しく見つかった変異株をVOC(懸念すべき変異株)とすべきかWHOで会合が行われています。
市場は大混乱です。
EU委員会は、加盟国に汚染地域との渡航禁止を呼びかけています。
この株はデルタ株より遙かに強力な感染力を持つと考えられます。
BBC
←BBCの警戒水準が爆上がり pic.twitter.com/E706gBmdWU— Hiroshi Makita Ph.D. 誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?扶桑社8/18発売中 (@BB45_Colorado) November 26, 2021
どうやら海外では今回の変異株について、最大限の警戒を示しているようです。
では、日本ではどうなんでしょうか。
日本の対応

https://pixabay.com/users/xegxef-1679630/
朝日新聞さんの記事です。
『南アフリカで新型コロナウイルスの新たな変異株の検出が伝えられたことをめぐり、松野博一官房長官は26日午前の記者会見で、現時点で日本国内で空港検疫を含めて確認されていないことを明らかにした。その上で、「WHO(世界保健機関)や諸外国の動向等の情報を収集をしている」と述べた。』
まだ日本では確認されていないということですが、この記事の最後にある松野官房長官の言葉が気になります。
『新たな変異株の感染が拡大するなど状況が悪化する場合は、機動的に対処をしていくこととしており、本件についても迅速かつ適切に対応していく』
この言葉をどう考えるか。この「感染が拡大するなど状況が悪化する場合」とは、国内の話なのか、それとも海外の話なのか。国内の話なんだとすれば、それではもう遅いことは過去の経験でわかっていることです。
海外で感染拡大した状況で対応するんだとすれば、日本に入る前に止めることは出来るんでしょうか。
日本の空港検閲はザル

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日本の水際対策がザルなのはよく知られていることですし、今まで止められたという実績もないので、国内に入ってきてしまうのはほぼ確実でしょう。
なぜなら、日本の空港検閲は精度の高いPCR検査ではなく、精度の低い抗原定量検査だからです。
NHKさんの記事です。
この記事を読む限り、水際対策の強化として『入国後10日間、国が指定する宿泊施設にとどめる「停留」の措置』と書いてありますし、岸田首相の言葉として「こうした対応で、新しく発見された変異株に対しても水際対策をしっかり行っていきたい」と書いてあります。
「新しく発見された変異株に対しても」。「も」です。今までの水際対策も十分であると考えているからこその「も」なんでしょう。
つまり、抗原定量検査は変えないというふうに読むことが出来ます。
抗原定量検査はPCR検査の1000倍感度が悪い
感染症研による抗原定量検査ルミパルスとRT-qPCRの感度比較↓https://t.co/ujxkC8W4Og…
抗原定量の検出限界をCt値~30と言っているので、Ct値~40までは検出できるRT-qPCRと単純に考えて、1000倍は感度がわるい。#空港検疫をPCRに戻して下さい #オミクロンを日本にいれるな https://t.co/bYRcyaoBm6— Koichi Kawakami, 川上浩一 (@koichi_kawakami) November 27, 2021
先ほど紹介した国立遺伝学研究所の川上浩一教授のTwitterの呟きです。
途中の数値や単位はわかりませんが、抗原定量検査はPCR検査の1000倍感度が悪いそうです。
ちなみに、日本は当初空港検閲はPCR検査だったのですが、日本独自の考え方「見えないものは無い」に則ってなのか、それとも東京オリンピックをどうしても開きたいからなのか、それとも何かの癒着なのか、抗原定量検査に切り替えられました。
厚生労働省のHPには、富士レビオ社の抗原検査キットについて書かれています。
「調査研究の結果、発症2日目から9日以内の有症状者については、抗原検査キットとPCR検査の結果の一致率が高いことが確認されました。」
先ほどの川上浩一教授の呟きを見た後では、抗原検査とPCR検査どちらが良いとは書いてないところに、何か違和感を感じます。
まとめ

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先ほども書きましたが、今までの日本は、変異株が国内に入ることを空港検閲で止められたことは無いと言えます。
前と違うのは、首相が岸田文雄氏になっていることくらいと、オリンピックが終わっていることくらい。
日本は海に囲まれた国で、他国からウイルスが持ち込まれるとしたら、ルートが限られます。
流行国からの入国制限、十分な隔離期間、精度の良いPCR検査を入国時と隔離終了時にすれば、しっかりとした水際対策が出来れば防げるのでは。
マイナンバーカードの普及に2兆円近く使わずに、COVID-19対策に使って欲しい。
人の命がかかっていますので。

https://pixabay.com/users/wokandapix-614097/
終わります。
ではまた。
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