その日は確か金曜日。
仕事中でした。
「あ、地震だ。」
と思ってすぐ大きな揺れに変わり、
近くにいた先輩と
「すごい大きいっすね。」
なんて話していて、
機械が止まり、
100キロ近い棚が動き出し、
こりゃやばいな、
と思っていたら地震がやみ、
「これ、なんかやばくないっすか?」
なんて話していたらまた地震が。
やばいと思いながらも動けず
ただただ立ち尽くしていた。
その後仕事は切り上げ家に帰ることに。
バイクで家に帰ったら
窓から外を見ていた奥さんと子供が
わーわー言ってた。
その頃は安アパートに住んでいて
毎回余震で揺れるたびに柱がギシギシ。
奥さんと子供が怯えていた。
そんな姿を見て、
「引っ越さねば」と心に決めた。
その年の夏に今の家に引っ越した。
家賃は高くなったけど、
とりあえずの恐怖から逃れたかった。
とりあえず、まだ生きている。
これからも大事に生きていきたい。
今日はもうおしまい。
コメント